「フードロス」 の記事一覧

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SDGs目標達成のために私たちにできること14選|身近なことから始めよう

国連が発表している「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」をご存じですか?SDGs達成への取り組みは、実は誰でも簡単にできるものもたくさんあります。SDGsの目標は国際社会全体が協力して取り組むべき課題だとされていますから、ご自身ができるものがあるのか、ぜひチェックしてみましょう。この記事の監修者小田 勝宣(おだ かつのり)第6回SDGs検定取得。SDGsに関連したWebメディア記事執筆やブログの運営など実績多数。大学事務職員時代にSDGsに関する企画立案、運営業務に携わったことからSDGsに興味を持つ。現在はSDGs未来都市に選定された「岩手町」へ移住し、地域おこし協力隊として、地方におけるSDGsの取り組み強化に貢献している。私たちにできるSDGsの取り組み14選SDGsの活動は専門的なスキルを必要とするものだけではありません。今すぐできる取り組みの中から、今回は厳選して14の項目をご紹介します。節電・節水そもそも電気と水は密接に関係しています。例えば水の処理場や各家庭への水の供給には電力が欠かせません。つまり節水すれば社会全体の節電につながるというわけですね。使わない家電のプラグを抜く、節水ノズルに切り替えるなど、誰でもできる取り組みで効果もわかりやすいので、ぜひ実践してみましょう。SNSに投稿されたSDGs活動にいいね・シェア社会課題解決において「認知度の低さ」が障壁になっているケースは少なくありません。そこで認知度を高めるためにSNSを利用しましょう。近年SNSは個々人の情報を共有するだけでなく、検索ツールとしても機能しています。社会に警鐘を鳴らすため、社会問題や課題を広めるため、SDGsの活動を世界中にシェアしましょう。SDGsを周りの人に広めるこの記事を読んでいるということは、あなた自身はすでにSDGsへご興味があるのでしょう。しかしあなたの家族・友人・同僚は、持続可能な社会に向けて何か問題意識を持っているでしょうか。SDGsを実現するためには社会全体の協力が必要です。あなたの知識を周囲にシェアすることも、忘れないようにしましょう。紙の無駄遣いを減らすつい多めに取ってしまうティッシュやペーパータオル。少しの書き損じで捨ててしまうメモ用紙。こうした行いは紙資源のムダ使いです。再生紙は多くの産業で使われるようになりました。ですが、再利用技術を高めても利用者が必要以上に消費しては意味がありません。家庭ではなるべく紙媒体の使用頻度を減らしたり、企業では紙媒体にかかるコストを周知したりすることで、ムダ使いを防げます。なるべく公共交通機関を利用する自家用車ではなく公共交通機関を利用すれば、CO2削減につながります。また、地方都市では公共交通機関の利用比率を増やすことで、自動車を持たない高齢者や学生も暮らしやすい持続可能な社会につながります。公共事業の収益が増えれば財政を支える大きな基盤となり、地方活性化も期待できるでしょう。家事や育児の分担SDGsには「ジェンダー平等を実現しよう」というゴールが掲げられています。これは男女の格差を無くそうというテーマですが、特に日本では女性に家事・育児を押し付ける考えが一般的でした。女性の社会進出を支え、また男性の家庭参加を促すためにも、家事や育児の分担は積極的に進めましょう。食べ残しを減らす2020年の食品ロス量が過去最少を記録したことが、最近話題になりましたね。農水省・環境省は食品ロスの取り組みを進めるため、ロス量の測定を2012年から行ってきました。その結果が着実に出てきているようです。本来は食べられるにもかかわらず廃棄される食品を減らすため、食べ残しをしないように努めましょう。エアコンの温度設定環境省によれば、環境省は、省エネルギーを目指すために、夏場で28度、冬場で20度の室温になるようエアコンの温度設定をすることを推奨しています。実は設定を1度変えるだけで消費電力が抑えられるのです。夏は設定温度を1℃高くすると消費電力が13%削減、冬は設定温度を1℃下げると消費電力を10%削減できます。エアコンに頼りきらず、衣服の調整で快適に過ごせるように工夫してみましょう。マイバッグ・マイボトルを使うプラスチックフリーを推進するためにレジ袋が有料となり、マイバッグを持ち運ぶ人が増えました。またマイボトルを持ち運ぶことで購入した飲み物に割引が行われるなど、容器としてのプラスチック削減の取り組みも進んでいます。マイバッグ・マイボトルを持つことで、環境にもお財布にも優しい生活が実現できるでしょう。地元の食材を購入地元の食材を地元で消費することを「地産地消」といいます。SDGsでは海・陸の豊かさを守ることもゴールに設定されており、地産地消で地場の産業を守りつつ、動植物の乱獲・伐採を防げるのです。また遠方との輸出入では多くのエネルギーが消費され排気ガスも排出されます。地産地消による最低限の輸送ならば、エネルギー消費・排気ガスも最低限に抑えられるでしょう。リサイクルショップで購入大量生産・大量消費が当たり前の現代社会において、新品で買ったものをすぐに捨ててしまう行動が問題視されています。例えばファッションアイテムには流行り廃りがあるため、シーズンごとに新しい物を揃えるという人も少なくありません。こうしたサイクルを変えるため、リサイクルショップを利用しましょう。不要なものは売り、必要な物をリサイクル品から買うことで、ゴミを減らし節約も可能です。フェアトレード商品・認証マーク入り商品の購入フェアトレードとは途上国で作られた製品や農作物を適正価格で取引し、生産者の生活を改善することを目指すものです。SDGsには貧困・飢餓をなくすこと、経済成長の促進、平和と公正を世界に広げることなどが掲げられており、フェアトレードによって多くの目標が実現に向かうとされます。例えば途上国の収入安定化は貧困からの脱却につながりますよね。フェアトレード商品を選ぶことで、普段の買い物からSDGsに貢献できるでしょう。使わないものを寄付する使わなくなった子どものランドセル、昔着ていた服など、家庭には不用品が溜まっていきます。それらを捨てるのではなく、積極的に寄付しましょう。不用品を寄付することで廃棄にかかるエネルギーやコストを削減し、また恵まれない人々への支援にもなります。持続可能なエネルギーを使う持続可能なエネルギーとは、太陽光・風力・地熱といった自然界に常に存在するエネルギーです。枯渇せず・どこにでも存在し・CO2を排出しないという点から、環境に優しいエネルギーという特徴があります。世界ではエネルギーの多くを有限な資源に頼っており、資源を巡る争いが絶えません。こうした資源から持続可能なエネルギーへの転換が求められているのです。「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」を国連が公開ここまでご紹介した「身近なできること」以外にも、国連では手軽な取り組みを紹介しています。それが冒頭でご紹介した「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」です。簡単なものから4段階で紹介していますから、取り組めそうなものをチョイスしてみてください。レベル1:ソファに寝たままできることなるべく労力を使わずに社会貢献したいという方は、レベル1の「その場から動かずにできる取り組み」で社会に貢献しましょう。・使わない家電は電気を切ろう・支払いはオンラインで済ませよう・SDGsの取り組みはいいね&シェアしよう・周囲にSDGsの取り組みを伝えよう・紙の代わりにデジタルを活用しよう・不要な照明は消しておこう・SDGsに取り組む企業を応援しよう・オンラインのいじめは報告しよう・自分の活動を世界にシェアしようレベル2:家にいてもできること社会貢献のために外出するのは億劫だという方は、レベル2の「家の中からできる手軽な取り組み」で社会に貢献しましょう。・髪の毛や服は自然乾燥させよう・お風呂はなるべくシャワーで済ませよう・お肉や魚は食べすぎないようにしよう・食べきれないものは捨てずに冷凍しよう・生ゴミは堆肥にして再利用しよう・紙・プラスチック・ガラス・アルミをリサイクルしよう・簡易包装の商品を買おう・窓やドアの隙間は塞いでおこう・エアコン温度は冬低め夏高めに設定しよう・電化製品は省エネなものに切り替えよう・ソーラーパネルを家に取り付けよう・すすぎに使う水を減らそうレベル3:家の外でできることさらに社会の役に立ちたいという意識を持った方は、レベル3の「家の外でできる簡単な取り組み」にトライしてみましょう。・地元の商品を買おう・規格外の商品を選ぼう・サステナブルシーフード(環境へ影響が少ない水産物)を食べよう・マイボトルを持ち歩いて値引きしてもらおう・マイバッグを持参してレジ袋は断ろう・紙ナプキンは必要な分だけ使おう・新品よりも中古品を選ぼう・不要なものは寄付しよう・国や地方の政治に参加しようレベル4:職場でできること社会貢献に慣れてきたら、レベル4の「周囲を巻き込んで行う取り組み」を始めてみましょう。・労働者の権利を行使しよう・若者の相談に乗ろう・女性の待遇を改善しよう・社内のエアコンは省エネなものにしよう・災害に負けないインフラに投資しよう・差別に対して声をあげよう・公共交通機関や自転車を使おう・まずは一週間、持続可能な暮らし方について学び、実践しよう・会社にSDGsへの積極的な参加を求めよう・日々の業務を見直してみよう・労働にまつわる権利そもそもSDGsとは?SDGsとは「Sustainable Development Goals」を略したもの。つまり、「持続可能な開発目標」です。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標を指しています。ではそれぞれの目標がどんなものなのか、次から見ていきましょう。SDGsで掲げられている17の目標目標1.貧困をなくそう・世界からあらゆる形の貧困をなくすため、貧しく弱い人を守る社会の仕組みを作る目標2.飢餓をゼロに・誰もが栄養のある食料を手にできるように、環境を守りながら農業を推進する目標3.すべての人に健康と福祉を・誰もが健康で幸せな生活を送れるように、十分な医療サービスを提供する目標4.質の高い教育をみんなに・誰もが公平で良い教育を受けられるように、一生涯学習できる機会を広める目標5.ジェンダー平等を実現しよう・男女平等を実現するため、すべての女性の能力を伸ばして可能性を広げる目標6.安全な水とトイレを世界中に・誰もが安全な水とトイレを利用できるように、安全に管理できる仕組みを作る目標7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに・誰もが安く安全なエネルギーを使えるように、持続可能なエネルギーの開発を進める目標8.働きがいも経済成長も・誰もが安定した生活ができるように、働く人の権利を守りながら経済成長を進める目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう・災害に強いインフラを整備するため、新しい技術を開発して産業化を進める目標10.人や国の不平等をなくそう・誰もが能力を高めて平等な機会を持てるように、格差を減らす制度設計を進める目標11.住み続けられるまちづくりを・誰もが安全に暮らせるように、災害に強く持続可能な都市や地域を作る目標12.つくる責任つかう責任・地球の環境と人々の健康を守るため、持続可能な生産と消費の活動を行う目標13.気候変動に具体的な対策を・自然災害や気候変動に対応できるように、復興や対策が可能な仕組みを備える目標14.海の豊かさを守ろう・海や沿岸の生態系を守るため、環境汚染を防いで持続可能な管理や保護を行う目標15.陸の豊かさも守ろう・陸上と内陸の淡水地域の生態系を守るため、森林の減少を抑えて土地と土壌を保護する目標16.平和と公正をすべての人に・誰もが法や制度で守られるように、司法を活用し、基本的な自由の侵害を防ぐ目標17.パートナーシップで目標を達成しよう・世界中の人々が助け合い、国際的な支援や途上国への投資を進める日本のSDGs達成状況2022年に発表された日本のSDGs達成状況は、全世界163カ国中で19位。欧米諸国が上位を占める中、アジアではトップの成績です。2016年から統計が開始されたこのランキングでは、SDGsの達成度に応じてスコアが公開されています。日本は2016年時点で75点をマークし、2022年には79.6点と得点を上げてきました。しかしながら日本にも課題は山積みです。目標5(ジェンダー平等を実現しよう)目標10(人や国の不平等をなくそう)目標12(つくる責任つかう責任)目標13(気候変動に具体的な対策を)目標14(海の豊かさを守ろう)目標15(陸の豊かさも守ろう)これらの項目については進捗度が低いため、取り組みの強化が求められています。SDGs活動に興味がある方は「Socialgoo」がおすすめSDGsに関する活動をもっと知りたいという方におすすめな「Socialgoo(ソシャグ)」。ソーシャルグッド(社会にとって良いサービスや活動)に特化したメディアであり、プロボノやSDGsへの取り組み事例など様々な情報を掲載中です。ぜひ会員登録をして他の記事もチェックしてみてくださいね!まとめSDGsの目標を達成するため、私たちにできることをご紹介しました。どんな目標があるのかを理解して、求められる行動を選ぶことをお勧めします。まずは特別なスキルを必要としない、手軽な取り組みから始めてみましょう。

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ジビエの良さを日本に広め消費を促進|天領じびえのジビエ活用への取り組みご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「ジビエ活用」です。農業や林業を行っている地域で猪・鹿による被害を防ぐために猟師が猪や鹿を捕獲しています。ジビエは栄養価が高く美味しいにもかかわらず、加工処理や流通が追いついていないという理由で大半が廃棄されているという現実があります。そんなジビエの有効活用に向けて取り組んでいるのが、天領じびえです。天領じびえでは猪や鹿の被害を対策しながら、ジビエをより身近に感じてもらうため、ジビエ料理販売などの活動を展開しています。また、ジビエに対する正しい知識普及に向けてSNSでの情報発信にも積極的に取り組んでいます。今回、天領じびえの取り組みを紹介するため、個人事業として天領じびえを営む諌山亮輔さんにインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?自分が罠猟師として多くの猪や鹿を捕獲するようになり、いただいた命を無駄にしたくないと思うようになったからです。実は、捕獲された猪や鹿のうちジビエとして正規の流通・販売ルートに乗っているものはたった10%未満で、残りの90%程度はジビエとして流通できていません。90%の中には猟師が自分の家庭や近所に配るなどして消費している部分もありますが、大部分は消費しきれず廃棄されています。捕獲した猪や鹿のお肉を売れるようになれば、この廃棄問題が解決に繋がると考えました。食用化が進展しない理由の1つは、獣肉処理施設が足りていないということです。猪や鹿の捕獲頭数は全国的にも多いのですが、量や立地の問題で捕獲全量を加工施設に送ることができません。ジビエの人気が高まってきているので加工施設数も増えているのですが、それでも捕獲量に加工量が追いついていないのが現状です。また、ジビエは臭いという悪いイメージをもつ方が多く、牛・豚・鶏ほどの需要が無いのも、食用化が進展しない理由の1つです。これらの問題の解決に向け、活動を始めました。Q.2 活動内容を教えてください罠にかけて捕獲した獲物を処理・加工して、ECサイトで販売しています。また日田市の地域で盛んなマルシェを活用しようと、飲食店営業の許可を取って、串焼きなどのフード販売も7月からスタートしました。ジビエを串1本から食べてもらって、ジビエの良さを知ってもらうきっかけにしてほしいです。さらに、多くの人にジビエの調理のコツや活動の様子を知ってもらうため、Instagram(@tenryogibier)で「ジビ活」というワードを用いて発信しています。ジビエを使うキャンプやBBQなど、牛や豚と同じようにジビエを使えることをSNSで発信しています。ジビエは栄養価も高いので健康にも良いということを発信して、より身近に感じてもらいたいと思っています。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?ジビエの認識を良い方向へ改めてくれているお客さんが多くいることを感じています。ジビエを食べた人から、「近所のお肉屋さんの牛肉より美味しかった」、「普段お肉を食べない子どもが、イノシシのミンチで作ったハンバーグは食べる」といったお話をいただいています。マルシェなどに出店したとき、ジビエを初めて食べたお客さんが「めっちゃとても美味しかったです」とわざわざ戻ってきて言ってくれたこともあります。また、知り合いの農家さんから、猪や鹿の被害が減ったという話を聞くこともあります。自分の活動が人の助けになっていると思うと、ジビエの有効活用以外にもこの活動の意義があると感じられます。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?将来的には、地域の人たちと一緒に、地元の猟師さんの獲物を買い取って処理することなどにも取り組んでいきたいです。私が作った施設は、現状自分が捕獲した猪や鹿を処理するために使っていますが、大きな施設ですので、今後人を雇っていけるようになればいいと思います。また、大きなビジョンとして、ジビエが牛・豚・鶏と同じくらい、家庭の食卓に当たり前に並ぶようになってほしいです。ジビエは今供給の不安定さや加工の大変さのせいで値段が高いのですが、ジビエの地位が向上し、大きい工場でシステム的に捌けるようになると、値段を下げることに繋がると思います。さらに、ジビエの認知度の向上、ジビエの適切な情報を伝えていくことが今後の課題です。ソシャグではブログのSEO対策機能などデジタルマーケティングの支援があり、情報を伝えていくという部分の支援をしてもらえるので、そういった機能に期待しています。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!ジビエの美味しさは、本当に間違いないものだと思っています。100gなど少量からでも販売してるので、ぜひ一度お試しで食べてみてほしいです。日田市内のイベントに出店していることも多いので、近くの人はぜひ、串の1 本からでも食べてみてください。天領じびえInstagram(@tenryogibier)

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トマトの秘密結社がフードロスを救う|株式会社いっすんぼうしの取り組みご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「地方創生」です。あらゆる要素で語られる地方創生ですが、その中でもフードロスが今回のトピックです。大量生産・大量消費が当たり前の現代では、多くの食品が廃棄されていることが問題視されていますよね。そんな地方の社会課題の解決に取り組んでいるのが、株式会社いっすんぼうしです。いっすんぼうしは熊本県八代市の規格外トマトのフードロスに着目し、生産者と協力しながらトマトの新たな価値創造を実現してきました。また社会課題に興味のない方でも楽しく問題を学べるような、思わず目を引くコンテンツも制作しています。今回、いっすんぼうしの取り組みを紹介するため、代表取締役社長の日隈志郎(ひのくま・しろう)様にインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?税理士事務所で働く中で多くの事業所の財務状況を知り、事業継続が難しい方々に対してサポートをしたいと考えたのがきっかけでした。九州では長く事業を続けている企業が多いですが、変化を恐れずに取り組める事業所がある一方で、経営の継続がやっとな事業所も存在します。そこで熊本発の九州創生をテーマに、事業の継続可能性を高めるお手伝いをしたいと考えました。まずは地元の八代市をメインに盛り上げ、その後は九州各県に、ゆくゆくは全国への展開を見据えています。日本では少子化による就労人口減少が大きな問題となっていますが、そうした状況は把握していても、どうしたらいいのかわからないという事業者は多いのが現状です。他者からはシンプルに見える問題であっても、未経験ならば取り組むこと自体が難しいでしょう。そこでいっすんぼうしは持続可能なキャラクターマーケティングなど、自由な発想で心理的に安心できる場所を作り、長く住みたい街づくりの一環として地方創生を盛り上げて参ります。Q.2 活動内容を教えてください社会問題としてフードロスが取り上げられるようにはなってきましたが、いまだその理念が十分に理解されているとは言い難く、生産者にとっても大きな課題となっています。例えば八代市では冬から春にかけてトマトの収穫が盛んとなりますが、これらは大量に販売することで収益が出るビジネスモデルのため、生産に比例して廃棄も大量に出ていました。こうした現状を改善すべく、以下の3つの事業を展開しています。特徴1.フードロス対策として加工食品を製造お伝えした通り、農家では多くの作物について規格外のフードロスが発生しています。大量に作られた作物は売り切ることができずに残ってしまうことも多く、また賞味期限切れで廃棄されることもあります。そこで弊社はトマトの加工品製造を生産者の皆様に提案しています。加工を施すことで賞味期限の問題もクリアすることが可能です。トマトのゼリーやクッキーなどはトマトの新たな美味しさを知ってもらうだけでなく、廃棄となるトマトを削減することにもつながります。特徴2.ECサイトで加工品を全国に販売弊社では多くの利害関係者の方々に利益を分配したいと考えています。そこで加工品を地元のみで売るのではなく、ネットショップで販売しながら全国へ展開することを考えました。また販路を確保しておくことで、加工品に踏み出せない生産者への後押しにもなります。大量廃棄によるロスを減らして新たな利益創出につなげることで、農業従事者の所得拡大にも貢献したいと考えています。特徴3.プロモーションとしてライトノベルを制作いっすんぼうしでは世界初となる「トマトの秘密結社」がテーマの本格ライトノベル「赤き大罪と白い嘘」の制作を発表しました。一体なぜトマトのライトノベルを作っているのか疑問に思われるかもしれませんが、こうした活動を通じてSDGsなど持続可能な社会への概念を楽しく知ってもらいたいという狙いがあります。多くの企業が持続可能な社会活動に重きをおくようになってきましたが、弊社では課題解決のためモノやサービスをただ送り込むのではなく、トマトとコンテンツを一緒に楽しんでほしいと考えています。小さいお子様も一緒になって社会課題を楽しく学べるので、これまでにない顧客層に届く可能性も高まるでしょう。また小説内のシナリオが加工品製造の理由づけにもなっているので、生産者の新たな投資の後押しにもなると考えています。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?トマトのフードロス削減事業に際しクラウドファンディングで呼びかけたところ、多くの支持をいただき目標額を達成することができました。熊本のみならず福岡県の新聞にも事業を掲載いただき、活動の広がりを感じています。また報道で事業を知った小学生のお子さんが感銘を受け、その親御さんからクラウドファンディングに協力いただいたこともありました。他にも夢を叶えるためにお手伝いしたいというお声をたくさんいただいており、励みになっています。若い世代に伝わっているという点は、私自身が小学生の子を持つ親であることからも嬉しく思います。小学生のうちから自分達の社会について考えてもらうことで、少しでも地域創生の理念が継承されると嬉しく思います。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?ほうれん草のキャラクターといえば「ポパイ」、トマトといえば「タエちゃん」(小説に登場するキャラクター)と思ってもらえるように、作品の知名度を上げたいです。そのために必要な情報発信を、どのように行うかを暗中模索しています。例えばファンクラブのようなものを作って、小説内に登場する秘密結社の工作員を募集するなどしながら、活動の輪を広げたいというプランもあります。工作員の会員証・掲示板・ファンサイトを作るなどして、作品のファンになってくれた方同士がつながりあえるスペースも作りたいと考えています。ソシャグではコンテンツマーケティングやファンマーケティングのサポート機能が提供されると伺っているので、期待しています。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!いっすんぼうしは、地方創生を目的として様々な商品を提供して参りますが、ゼロからの新商品開発は極力行いません。地方のベンダー様が既に持っておられる商材を、市場のニーズに合わせて価値を転換する工夫と、適切な場所へ再投入するお手伝いをします。また今後はより広いエリアの方々と共に活動していきたいと考えています。八代市がより楽しく自由なエリアになっていくと思いますので、ぜひ活動に賛同いただける方は秘密結社の工作員にご応募ください。またSNSでの発信も積極的に行っていますので、ご興味を持っていただいた方は下記のリンクから発信を追っていただければと思います。地方都市生まれの小さな一寸法師の活躍を今後もどうぞご期待ください。株式会社いっすんぼうしTwitter(@LOCAL_INCH_BOY)

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ロス商品の「捨てる」を「考える」|株式会社こころのペットフードロスへの取り組みご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「ペットフードロス」です。農水省からも提唱されているフードロス削減。これは本来食べられる食品を捨てている現状を変えようというものですが、実はペットフードにも同じような問題が起きていることをご存じでしょうか。そんなペットフードロスの解決に取り組んでいるのが、「cocoro online store(以下cocoro)」の運営企業である、株式会社こころです。株式会社こころはcocoroというECサイトを展開しており、そこではあらゆる要因により廃棄されてしまうペットフードを買い取り、二次流通で安く再販しています。そして人間と動物がより良い環境で共存するために、ペットフードロスの認知度を高め、ペットフードを取り巻く社会全体の問題を改革しようと活動されています。今回、株式会社こころの取り組みを紹介するため、プロジェクトマネージャーの鵜飼剛(うかい・つよし)様にインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?ペットフードを必要としている人がたくさんいる一方で、コストをかけてそれを廃棄している人がたくさんいると知ったからです。ペットフードのロスは様々な要因で発生するのですが、1番大きな要因は賞味期限だと思います。もしも店頭で、賞味期限が残り半年のものと1週間のものがあったとき、多くの方が半年のものを買われると思います。しかし実際には、賞味期限の残りの長さで、商品の状態は大きく変わりません。ですがイメージの問題で、賞味期限が短いものはなかなか売れないため、賞味期限が残り3ヶ月を切ったものは廃棄するのが一般的になっています。そして廃棄するには、当然お金がかかります。「お金をかけて処分するくらいなら、動物愛護団体に寄付すればいいのではないか?」そう思われる方も多いと思います。しかし大量にある動物愛護団体の中から、きちんと愛護活動を行っている団体を選び、ロス商品を運搬して寄付するというのは、実は廃棄するよりもコストがかかるんです。Q.2 活動内容を教えてくださいペットフードのロスを減少させるため、ECサイトの「cocoro」を運営しています。事業開始から2022年7月までに、およそ659トンのペットフードロスを削減してきました。そんなcocoroには以下の3つの特徴があります。特徴1.正規品より安く購入できるcocoroでは賞味期限が近いものを買い付け、再販することをベースとした運営を行っています。ロス商品を二次流通に乗せ、本来捨てられてしまう・廃棄されてしまうはずだったものを取り扱ってきました。その結果、正規品よりも安く商品を購入することができるので、飼育費用の削減にもつながります。近年はペットのサービスも多角化してきており、トリミングやマッサージ、フードなど、基本的なペット用品以外の出費も増加傾向です。そこでcocoroを利用すれば、正規品の値段で複数個ペットフードを買うことができたり、浮いたお金で別のペット用品を買うことができたり、あるいはご自身の生活費にあてることも可能でしょう。費用面の削減を通して飼育放棄を減らしていきたいというのも、cocoroのビジョンです。特徴2.cocoroを通じて愛護団体へ寄付できる弊社では売上の一部を愛護団体へ寄付しています。団体に寄付をしたいけどどうしたら良いかわからないという方でも、cocoroで商品を購入することで、間接的に寄付をすることが可能です。また大量の団体を調べて寄付先を選ぶというのは、前述の通り現実的ではありません。弊社でも全国の団体を調べていた時期がありましたが、やはり難しく、メーカーの苦労を思い知ることになりました。そこで弊社では、アニマル・ドネーションに寄付をおこなっています。アニマル・ドネーションとは愛護団体を認定・統括・管理している公益社団法人です。全国の動物愛護団体へ視察に出向いて実態を把握しているため、信頼できる団体への寄付が可能となっています。特徴3.店頭にない商品を購入できる人間にも好き嫌いがあるように、ペットにも好き嫌いがあります。なるべく好きなペットフードを食べさせてあげたいですよね。しかし「お気に入りのペットフードが店頭から無くなってしまった」という声は珍しくありません。廃棄される商品には賞味期限の近いものだけでなく、リニューアル前の商品や満足に売れなかった滞留商品も含まれています。そうした廃盤となってしまう商品でも、cocoroなら購入できる可能性があります。また廃盤品は訳アリ品として売られる場合も多く、消費者からあまり良いイメージを持たれていません。二次流通品でも高い品質であると知っていただくことで、食べ物や命を捨てることに対して考える機会を創造しようと考えています。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?弊社が活動をはじめるまで、ペットフードロスという言葉は日本にありませんでした。ですから活動を通じていく中でこの概念が広がり、多くの人に受け入れていただけているという実感があります。例えば動物専門学校の先生や学生の方から連絡をいただいたり、まだまだ珍しいビジネスとして弊社の事業が取り上げられたりすることもありました。ペットフードロスの認知度を上げてその輪を広げる、また広めてもらえる事業内容であるということを再認識しました。またcocoroのユーザー様からも、数多くのご意見をいただきました。弊社では全てのレビューに目を通しており、例えばレビューを元に店頭から廃盤となった商品への需要を知ることもできました。もっと早くにペットフードロスという概念を知りたかったといったお声もいただき、二次流通によりペットフードロスへの関心は一層高まったと感じています。またメーカーから買い付けする段階では、ロス商品が利益になることを喜んでいただいております。今後は利益を追求する私企業の皆様と、弊社のペットフードロス対策事業について、さらに踏み込んだレベルでの相互理解が必要であるとも考えています。cocoroの運営によって、ペットフードロスを社会問題として、多くの人が共有できる課題にしていきたいですね。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?弊社が買い付けるロス商品には、賞味期限がひっ迫しすぎているものも多いというのが現状です。これはメーカーによる廃棄決定から実行までにタイムラグがあり、例えば冬物が翌年の夏に捨てられるなど、cocoroで取り扱う頃には賞味期限までわずか1週間というものもありました。こうした背景にはメーカーによる再販先のセレクトや交渉のやりとりに時間がかかり、そもそも店舗から下げられて捨てられるまでのプロセスが煩雑であるという問題もあります。商習慣で店頭に置いておけないものでも、下げられてから捨てられるまでに時間がかかりすぎているので、このポイントを解決していきたいと考えています。しかしながら、まだまだロス商品に対する「捨てて当たり前」という認識を拭えていない現状があるため、10年以上はかかるとみています。海外に目を移せば、例えばアメリカなどではホームセンターで店頭から下げられた製品が、大量に愛護団体へ寄付されている場合もあります。これはホームセンターと愛護団体が直につながっているからこそできることですが、日本でも不可能ではないでしょう。一方で日本のペットに対する意識はまだまだ低いといえます。例えば日本では「飼育」という表現が一般的ですから、「共存」というレベルまで達していません。またペットという表現についても考えていく必要があるでしょう。ペットフードのロスが知られていないのは、ペットが人間と対等ではないと考える人が多いからという面も理解しなければなりません。命あるものをペットフードに加工しているという意識を持ち、動物に対する認識を変えていければ、人間と動物がより良く共存できると考えています。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!弊社ではお客様のレビューを全て拝見しております。こうしたお声が社員のモチベーションにもなっていますし、今後もたくさんのご意見を聞かせていただければと思います。ぜひcocoroを利用して、いつもより少しだけ、ワンちゃんネコちゃんに贅沢をさせてあげませんか?少しでも多くのご飯を、美味しいおやつを、大切なペットと共有していただければと思います。弊社ではTwitterやLINEアカウントでの発信もしています。お気軽にお問合せください。株式会社こころcocoro online storeTwitter(@cocoro_ccp)

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