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SDGs目標7への取り組み9選【個人・企業別】現状と課題、5つのターゲットも解説

SDGsの注目度は年々高まっており、政府や企業のみならず、各家庭でも積極的な取り組みが求められるようになってきています。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。2015年9月の国連サミットで、国連加盟193か国が2030年までに達成する目標として採択されました。本記事では、SDGsが掲げる17の目標のうち、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」についてご紹介します。なぜSDGsが必要なのか、私たちにできることを考えていきましょう。この記事の監修者小田 勝宣(おだ かつのり)第6回SDGs検定取得。SDGsに関連したWebメディア記事執筆やブログの運営など実績多数。大学事務職員時代にSDGsに関する企画立案、運営業務に携わったことからSDGsに興味を持つ。現在はSDGs未来都市に選定された「岩手町」へ移住し、地域おこし協力隊として、地方におけるSDGsの取り組み強化に貢献している。SDGs目標7とはSDGsの目標7は「エネルギー」に焦点を当てています。私たちの生活に直結する、電気やガスなどのエネルギーに関する目標です。それでは、目標7が具体的にどんな目標なのかを深堀っていきましょう。ゴール7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」目標7のゴール「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、地球上のエネルギーに対して起こっている問題を解決するために採択されました。私たちの便利な生活には、電気やガスといった「エネルギー」が欠かせません。しかし、世界では数多くの人々が電気の使えない生活を送っていたり、電気の代わりとなるバイオマス燃料を捻出するための森林伐採が行われていたりします。目標7の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」には、「世界中のすべての人が平等に安価に、地球にやさしい持続可能なエネルギーを使えるようにしましょう」という意味が込められているのです。「エネルギーをみんなに」の意味とは?私たちが普段当たり前のように使っている電気ですが、全世界では約7億3,300万人の人々が電気のない生活を送っています。(出典:持続可能な開発目標(SDGs)報告2022)電気を使えない人々は夜に明かりを灯すことができず、仕事や勉強も満足にできません。SDGsの目標7「エネルギーをみんなに」という言葉には、世界中の全ての人々にエネルギーを行き渡らせるという意味が込められています。「そしてクリーンに」の意味とは?SDGsの目標7でポイントとなる「クリーンなエネルギー」とは、太陽光や風力など自然の力を利用した「再生可能エネルギー」のことです。電力消費量の多い国で使われる石炭や液化天然ガスは、発電時に地球温暖化などの原因となるCO2(二酸化炭素)を発生させる点が問題視されてきました。さらに、石炭や液化天然ガスなどは化石燃料と呼ばれており、いずれ枯渇してしまうのではないかと考えられています。それらの問題点を解決するために、再生可能エネルギーが求められているのです。SDGs目標7のターゲットSDGsは項目ごとに分野が分かれており、17の目標と169のターゲットから構成されています。17の目標は2030年のあるべき姿であり、169のターゲットはゴールにたどり着くための具体的な目標です。こちらでは、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に定められた、5つのターゲットを紹介します。2030年までに5つのターゲット達成を目指すSDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のターゲットは、次の通りです。2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率、および先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究および技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国および小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。(引用:国際開発センター公式サイト)世界中に安価かつ信頼できるエネルギーを供給させるには、再生可能エネルギーの技術を高める必要があります。そして、安定したエネルギー供給のためにさまざまな発電方法をバランスよく使うのがポイントです。さらに、国際社会が協力してエネルギー効率を改善させる技術や研究、インフラ設備への投資を行うことも欠かせません。SDGs目標7の現状【世界・日本】2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs。国連加盟193か国が2016〜2030年までの達成に向けてさまざまな施策を行なっており、徐々にゴールへと近づいています。目標7における、世界の現状と日本の現状を確認してみましょう。世界|約7億3,300万人は電力が使えない国際連合広報センターによると、2010年の段階で約12億人の人々が電力を利用できていませんでしたが、2020年には7億3,300万人まで減少しています。電力不足が深刻な地域は、南アジアとサハラ以南アフリカに集中しており、世界人口の4人に3人が電力の使えないサハラ以南アフリカに暮らしている現状です。また、世界で約24億人の人々が、固形燃料(木材、石炭、木炭、糞、作物の廃棄物など)を用いたストーブなどの非効率的で危険な調理システムを使用しており、家庭内の空気汚染が問題となっています。日本|発電電力量が年々低下している日本の発電総量は、2010年以降徐々に低下しています。2011年度には、東日本大震災による節電意識の高まりなどから、さらに低下が進みました。また、製造業を中心に省エネルギー化が進んだことや、コロナ禍による企業の電力需要の減少も理由として考えられます。東日本大震災の影響で原子力発電の割合が低下したこともあり、日本のエネルギー自給率は約12%とかなり低い水準です。2020年度の日本のエネルギー供給は、主に海外から輸入される化石燃料に頼った火力発電が76.3%を占めています。SDGs目標7の課題【世界・日本】現在、全世界では約7億3,300万人の人々が電気を使用できていません。全ての人が安定した生活をおくれるように、開発途上国におけるインフラ拡大が求められています。また、日本が抱える課題には、海外輸入を中心とした化石燃料への依存度の高さが挙げられます。世界的に高まる電力需要の安定化を図るために、再生可能エネルギーの大幅な拡大が必要です。再生可能エネルギーの推進・活用世界の再生可能エネルギーの総消費量は、2010年から2019年の間に4分の1ほど増加がみられましたが、最終エネルギー消費量全体に占める再生可能エネルギーの割合はわずか17.7%となっています。(引用:持続可能な開発目標(SDGs)報告)また、日本国内で生産した再生可能エネルギーを活用すれば、国内のエネルギー自給率向上と安定性維持に繋がります。そのため日本では、2030年度の電源構成の目標として、再生エネルギーの比率を36〜38%にすることを掲げています。しかし、日本における2020年度の再生可能エネルギー発電の割合は19.8%となっており、さらなる取り組みが必要です。(出典:資源エネルギー庁)再生可能エネルギーとは?具体的な再生可能エネルギーには、以下のものが挙げられます。 水力発電:ダムや河川の流水、農業用水や上下水道をエネルギー源として発電風力発電:陸上や海上の風力をエネルギー源として発電バイオマス発電:動植物などの再生可能な生物資源(バイオマス)を焼却・ガス化させて発電太陽光発電:太陽光をエネルギー源として発電地熱発電:地下の地熱エネルギーを利用して発電有限な化石燃料と比べて、自然の力を利用する再生可能エネルギーは枯渇する心配がありません。カーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現カーボンニュートラル(脱炭素社会)とは、地球温暖化の主な原因となるCO2(二酸化炭素)の排出をなくし、石油や石炭などの化石燃料から脱却した社会のことです。日本が掲げている目標には、「2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指すこと、さらに50%の高みに向け挑戦を続けること」とありますが、2020年度の日本の温室効果ガスの総排出量は、2013年度比21.5%減でした。(出典:外務省、環境省)日本では地域脱炭素ロードマップを基に、全国の企業や各家庭において、再生可能エネルギーの導入を促進させる対策が進められています。エネルギーの安定供給世界人口の増加と経済成長により、エネルギーの需要は高まることが予想されます。現在、世界のエネルギー供給を支えている化石燃料には限りがあるため、電力の安定供給のためには再生可能エネルギーの導入を急速に進めなければなりません。また、日本のエネルギー供給においても85%ほどが化石燃料であり、そのほとんどを海外から輸入しているため、世界情勢に左右されることが懸念されます。国内のエネルギー安定供給には、国内資源を利用して発電できる再生可能エネルギーの導入が必要不可欠です。ただし、再生可能エネルギーには季節や天候によって発電量が変動するものもあるため、発電方法の組みあわせ(電源構成)も重要になります。途上国内の電力不足解決をサポート電気を使うことのできない地域は、金銭的な貧困地域でもある途上国に集中しています。途上国でエネルギー供給が進まない背景には、既存の発電施設から遠く離れているため、送電線の長距離設置に巨額の費用がかかってしまうことが挙げられます。また、財政難によって供給設備などの建設費・維持費を政府が負担できないことや、国民が電気代を支払えないことも大きな要因です。私たちが設備費などの支援をすることで途上国の電力不足が改善し、地域格差も減っていきます。エネルギー効率の改善エネルギー効率の改善には、再生可能エネルギーの導入や省エネの促進が重要です。日本においては、2018年6月に国会で成立した「改正省エネ法」や、エネルギー効率を高めた新築住宅「ZEH(ゼッチ)」の普及など、徹底した省エネを進めています。クリーン・エネルギー技術革新再生可能エネルギーの発電コストは高く、クリーンエネルギー技術の開発がエネルギーの安定供給や環境問題の解決に必要不可欠です。過去には、国家プロジェクトとして太陽光発電の低コスト化と高効率化が進められ、一般家庭のみならず電力会社へも太陽光発電の普及が広まりました。ほかにも、水素を利用した技術の開発が進められており、家庭用燃料電池であるエネファームなどが浸透してきています。個人が取り組めるSDGs目標7への対策6選SDGsへの取り組みはますます活発になってきており、私たち一人ひとりが持続可能な社会に向けて取り組む必要があります。個人で取り組める、目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の対策を実践してみましょう。再生可能エネルギーへの理解を深める自然の力を活用する再生エネルギーは、その土地の自然環境や資源に関連するため、地域の理解や協力なくしては開発が進みません。ご自身の住まいや土地に太陽光発電を導入したり、再生可能エネルギー関連事業への出資、導入企業のサービスを利用したりするのもおすすめです。公共交通機関や自転車を利用する自家用車よりも、電車やバスなどの公共交通機関や自転車を利用することで、CO2(二酸化炭素)の排出を減らせます。こまめな節電を心がける使わない部屋の電気をこまめに消したり、エアコンの設定温度を適切に保ったり、こまめな節電が地球環境を守ることに繋がります。電力会社の切り替え再生可能エネルギーを電源とした電力プランの提供も広がりをみせています。中には、電気料金の一部が地球環境のために活用されることもあるので、調べてみましょう。エネルギーの使い方を工夫するエネルギーの使い方を工夫すれば、効率がよくなります。例えば、電気カーペットを断熱マットの上で使用することで暖房効率が上がります。NGO・NPO団体へ寄付をする途上国へのエネルギー供給支援として、NGO・NPO団体へ寄付をする方法があります。目標7に関連する取り組みを行っている団体には「国連UNHCR協会」、「BHNテレコム支援協議会」、「一般社団法人グリーンピース・ジャパン」などがあり、それぞれの活動内容を確認して希望する団体へ寄付金を送りましょう。企業が取り組めるSDGs目標7への対策3選SDGs目標7を達成するためには、企業の先進的な取り組みが重要です。こちらでは3つの対策方法をご紹介します。節電に取り組む空調の設定温度の見直しや、LED照明を採用することで、節電効果が期待できると共に光熱費の削減にも繋がります。リモートワーク推進自家用車のCO2(二酸化炭素)排出を削減するために、リモートワークの推進、公共交通機関や自転車の利用がおすすめです。環境に良い再生可能エネルギーを選ぶ再生可能エネルギー由来の電力へ切り替えを行うことで、消費電力における再エネ率を上げることができます。SDGs目標7の取り組み事例SDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を達成するために、省エネできる技術の導入や太陽光発電設備の設置を進める企業が増えています。国からの融資や税制の優遇を受けられる、再生可能エネルギー事業支援を紹介します。再生可能エネルギー事業支援資源エネルギー庁の再エネガイドブックwebより、国の再生可能エネルギー事業支援施策や地方自治体の支援施策、及び条例などを確認することができます。再生可能エネルギーの導入を検討している事業者は、事前にチェックしておくといいでしょう。設備導入に関する税制や融資について、一部抜粋して紹介します。地域未来投資促進税制:地域経済牽引事業計画に従って建物・機械等の設備投資を行う場合に、法人税等の特別償却又は税額控除を受けることができます。再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置(固定資産税):再生可能エネルギー発電設備に対して、固定資産税を軽減する措置です。環境・エネルギー対策資金(非化石エネルギー設備関連):中小企業における非化石エネルギーの導入促進を図るため、非化石エネルギー設備を取得するために必要な設備資金を融資します。農林漁業施設資金(共同利用施設- バイオマス利活用施設):日本政策金融公庫が、バイオマスを活用する共同利用使用施設の整備について、長期低利の融資で支援します。地域脱低炭素投資促進ファンド事業:一定の採算性・収益性が見込まれる脱低炭素化プロジェクトに民間資金を呼び込むため、これらのプロジェクトに対し「地域脱炭素投資促進ファンド」から出資による支援を行います。このほかにも、多くの事業支援があります。積極的に活用し、SDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の達成を目指していきましょう。まとめSDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、私たちの生活を豊かにするエネルギーがテーマとなっています。世界には電力を使えない人々が多く存在し、安価で安定したエネルギー供給を実現させるためには、再生可能エネルギーの普及拡大が重要です。個人でできること、企業でできる取り組みを少しずつ増やして、2030年のゴールを実現させましょう。

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【企業・個人別】SDGsの取り組みで得られるメリット11選|デメリットやリスクなどを徹底解説

SDGsに取り組むべき理由や、取り組みで得られるメリット・デメリット、実際に企業が取り組んでいる事例をご紹介します。SDGsへの取り組みは企業にとって、ビジネスチャンスの獲得や優秀な人材とのマッチングに役立つものです。また個人では、新たな出会いの創出やスキルアップに繋がります。しかし、SDGsへの取り組みはメリットばかりではなく、費用や人手が必要となるデメリットもあるため、こちらの記事を読んでそれぞれの理解を深めてくださいね。この記事の監修者小田 勝宣(おだ かつのり)第6回SDGs検定取得。SDGsに関連したWebメディア記事執筆やブログの運営など実績多数。大学事務職員時代にSDGsに関する企画立案、運営業務に携わったことからSDGsに興味を持つ。現在はSDGs未来都市に選定された「岩手町」へ移住し、地域おこし協力隊として、地方におけるSDGsの取り組み強化に貢献している。SDGsに取り組むべき理由とはSGDsに取り組むべき理由について理解を深めていきましょう。立場が企業か個人かによって取り組むべき理由は異なりますので、ここでは分けて紹介します。企業|企業価値の向上に繋がるため企業が積極的にSDGsへ取り組むことで、企業価値の向上に繋がります。SDGsに結びつく環境や社会に優しい取り組みをしていれば、社会からの信頼アップにもなるのです。こうして企業のブランドイメージが高まれば、売上アップや社員のモチベーション向上、人材採用への好影響が期待されます。個人|SDGsの目標達成には必要不可欠なためSDGsの目標達成には個人の取り組みも必要不可欠です。取り組みの例として・エアコンの設定温度調整・エコバッグ持参 などそれぞれ小さな行動ですが、多くの人が取り組むことで環境負荷軽減に大きな影響を与えます。他にも個人でもできる取り組みは多くあり、その蓄積がSDGsの目標達成に繋がるのです。【企業】SDGsに取り組むメリット6選企業がSDGsへ取り組むことは義務ではありませんが、取り組むことで得られるメリットが多数あります。ここでは企業がSDGsに取り組むメリットを6つ紹介します。新たなビジネスチャンスを得られる大企業であれば社会貢献への取り組みをより広げることを、中小企業であれば大企業の経験をもとに他社が取り組んでいない部分を探せるなど、SDGsの課題解決に取り組むことで、それぞれの企業に合ったビジネスチャンスが得られます。SDGsの各課題に目を向けて問題解決のための新規事業に取り組んだり、SDGsに力を入れる他企業との協働を行うことで新事業への機会獲得が期待できるでしょう。新たに優秀な人材の獲得に繋がるSDGsに力を入れることで、優秀な人材確保が有利に進みます。ジェンダーの平等性確保をはじめSDGsを取り入れた職場環境を整えることで、優秀な人が働きやすい環境になります。大手企業だけではなく、中小企業においてもSDGsへの取り組みが就活生へのアピールに繋がるのです。また、企業がSDGsに取り組んでいることで、就活において社会貢献や課題解決を重要視している優秀な人材の目に止まりやすくなります。企業のイメージアップに繋がる世界全体で取り組むSDGsに取り組んでいる企業であるという事実は、社会から企業へのイメージアップに繋がります。地球環境に配慮し、社会が抱える問題の解決を目指した事業展開を進めることで、取引先や従業員、消費者などから高い評価を得られるのです。企業のイメージアップはそれだけでなく、社員のモチベーション向上や地域からの信頼獲得、売上アップ、新規事業への参入機会や資金の獲得といった各方面へ好影響を及ぼします。コスト削減効果に期待できるSDGsへの取り組みは、企業のコスト削減効果にも期待できるといったメリットがあります。例として「ペーパーレス化の促進」は森林資源の保護に繋がりつつ、企業内で使う印刷用紙を購入する費用の削減も期待できるのです。他にも「エアコンの温度設定調節」や「過度な照明の削減」などの省エネ策は、環境と企業コストの両面にメリットがあります。削減したコスト分を別の事業に投資できるので、企業の成長やさらなるSDGs促進に役立ちます。職場環境が向上するSDGsへの取り組みは、職場環境を向上させます。例えば、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」を取り入れ、職場でのジェンダー格差是正や女性社員も活躍できる環境整備が進むと、より多くの人が働きやすい環境が実現します。さらにDX化を推進し業務を効率化することで、従業員が本来注力すべき業務に時間を割ける環境に近づきます。社員のモチベーション向上にも繋がる職場環境が向上することで、企業に所属する社員のモチベーションアップにも結びつきます。モチベーションが上がることで企業や仕事に対する愛着心が高まり、パフォーマンスの向上や離職率の低下へと繋がります。離職を防ぐことで新規人材募集にかかるコスト低減にも関わるため、会社にとって「社員のモチベーション向上」は大きなメリットと言えるでしょう。ESG投資に期待できる投資家の中で注目を集めている「ESG投資」とは、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)を考慮した投資のことです。企業の利益や経済活動だけではなく、環境や社会へ配慮しているかどうかを含めて投資の判断基準とします。SDGsの取り組みは環境や社会に配慮しているため、ESGを意識している投資家からの評価が高いのが特徴です。以上のような理由から、SDGsに取り組むことは企業の資金調達の面でメリットが生まれます。中小企業の海外進出SDGsに取り組んでいる企業は、世界中で高く評価される傾向があります。事業拡大を目指している企業にとっては、SDGsに取り組むことで海外進出に繋がる期待が高まります。中小企業では上場企業と比較してまだSDGsの認知度が低くとどまっています。そのため早い段階でSDGsの取り組みをスタートさせることは、海外進出の面で他の中小企業との差をつけることに繋がります。【個人】SDGsに取り組むメリット4選企業だけでなく、わたしたち個人でもSDGsに取り組むことが可能です。個人がSDGsに取り組むメリットを4つ紹介します。人脈を築くことができる個人でSDGsの取り組みを行うことで、同じ志向を持った人と出会い、人脈を築くことができます。さらにサークルやボランティア団体などに加入すれば、積極的にSDGsに取り組む人たちと出会い、一緒にSDGsに関連する活動が可能です。出会った人たちとコミュニケーションを取り、SDGsに関する新たな考えを取り入れたり、さらに人脈が広がったりすることもあります。SDGsに取り組んでいる人との出会いや交流を楽しめるのは、個人がSDGsに参加するメリットです。幅広い世代との交流ができるのも良いところSDGsに取り組んでいるのは、幅広い世代の人です。そのためSDGsに取り組んでいると、自分とは違う世代の人との交流する機会が増えます。地域のボランティア団体には、大学生などの若者から高齢者、中には小さな子を連れた人も参加しています。普段特定の人としか接しない人でも、SDGsを通して幅広い世代と交流ができるでしょう。価値観や視野を広げることができるSDGsには17の目標と169のターゲットがあり、SDGsに取り組んでいる理由も人それぞれです。取り組んでいる中で他の考え方に出会い、価値観や視野を広げるきっかけも出てくるでしょう。学生であればこのような価値観や視野の展開は、就職活動でも役立つものです。学生でなくても価値観や視野を広げることで、今後広がる多様性の社会への理解を深めたり自身の考える力を高めたりすることに繋がります。スキルが身につくSDGsの目標達成に向けて具体的な行動を起こすことで、新たなスキルを身につけられます。集団の中での活動で身につくスキルの例として挙げられるのは、協調性や自主性、リーダーシップなどです。また、SDGsは環境や人権、経済など、幅広いジャンルの目標を設定しています。自分の興味があるジャンルを取り組み続けることでスキルを高められ、結果的に生活やキャリアに役立つでしょう。社会貢献に繋がっている実感を得られるSDGsの取り組みはすべて社会貢献に結びつくので、自分の行動が社会貢献に繋がっていると感じやすいのが特徴です。間接的な社会貢献も含みますが、「社会貢献に繋がっている」と感じることで、自己肯定感やモチベーションの向上に繋がります。SDGsに取り組むと悩まされるデメリットSDGsに取り組むことはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。デメリットも理解しておくことで、事前の対策も可能です。ここでは、SDGsの取り組みで想定されるデメリットを3つ紹介します。成果がでるまで長期間掛かるSDGsへの取り組みは簡単にスタートできるものもありますが、はっきりとした成果が出るまでに長い時間がかかります。特に環境や教育の問題は、取り組みを進めても課題解決が見えにくいのが特徴です。成果が出るまで取り組み続けるためには、モチベーションを継続させ、取り組みにかかる費用の維持が求められます。本業と離れた取り組みをしている企業や仕事と別で活動している個人では、成果が出るまでの継続が難しく、挫折してしまうリスクがあるため注意が必要です。作業が増えるため人で必要になるSDGsに向けた取り組みを新たに始める場合、本業とは違う作業が生まれてしまうため人手が必要です。中小企業では最低限の人員で業務を回していることもあり、SDGs推進に向けた時間や人手を確保できない状況も考えられます。無理にSDGsへの取り組みを導入してしまえば、本業が疎かになってしまうだけでなく、負担を強いられた社員のモチベーション低下、最悪の場合は離職されてしまう可能性もあるのです。社員のモチベーション低下や離職を回避するために、新規人材を確保しようとすれば採用コストや人件費がかかってしまいます。推進するためのコストが発生するSDGsの取り組みが本業と完全に一致していない場合、物品の購入、新規人材の採用などコストがかかることがあります。さらに社員にSDGsを知ってもらうための研修実施や、社内環境を改善するための工夫にも費用が必要です。長期的に見ればメリットの方が大きくても、初期コストが大きかったり、毎月必要なコストが今より増えたりすることは、企業にとってデメリットと捉えられます。【企業・個人】SDGsに取り組む際の注意点SDGsに取り組む際に気をつけたい注意点があります。以下で紹介する3つのポイントを理解して、SDGsの取り組みを検討しましょう。SDGsはCSRやボランティアと同一ではないSDGsは、CSRとボランティアの2つと似た文脈で用いられる言葉です。CSRやボランティアは、企業が経済活動するうえで利害関係者や社会のために果たすべき責任として活動することなのに対し、SDGsは、企業が未来を見据えた経営のために主体的に社会問題に取り組む活動であることが違いとなります。したがって、企業がSDGsの達成を目指して取り組む活動がCSRとなることもあります。それぞれの違いを理解することで、社員同士や社会と同じ方向性を持ってSDGsに取り組むことができるでしょう。CSRとは「利害関係者の声に答えて信頼を得る活動」CSRとは「Corporation Social Responsibility(企業の社会的責任)」の略称です。そのため、利害関係者(取引先や消費者など)の信頼獲得のために意思決定を行う責任を「CSR」といいます。企業が選択したSDGsの取り組みが、利害関係者も求めているものであれば「CSR」としても評価されるのです。経営理念・指針と統合させる必要があるSDGsの取り組みを考えるとき、企業の経営理念や指針と統合させることが重要です。あまりにも2つの方向性が乖離しているとき、負担が大きく取り組み自体が困難である上、社員や社会からの不信感増大するリスクがあります。取り組む前に、SDGsをしっかりと理解したうえで経営理念や指針との統合を慎重に行うよう検討しましょう。SDGsウォッシュを防ぐSDGsウォッシュとは、うわべだけのSDGsの取り組みのことを指します。事業の一端だけを工夫したり、ホームページの文言を変えたりするなど、一見SDGsに取り組んでいるかのように見せるのは簡単です。しかし、SDGsウォッシュをしている企業だとわかれば、社会からの信頼が低下するリスクがあります。自分たちでSDGsへの取り組みが難しく、無理に取り入れてSDGsウォッシュになってしまいそうなときには、専門家に相談したり他社と協力したりして、無理なく進めていくことが重要です。SDGsに取り組む企業事例3選実際にSDGsに取り組んでいる企業事例を3つ紹介します。SDGsの目標と結びつけてどのような取り組みが可能なのか、参考にしてみてください。トヨタ自動車|トヨタ環境チャレンジ2050トヨタ自動車では、「トヨタ環境チャレンジ2050」としてSDGsに取り組んでいます。目標7の「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」や、目標12「つくる責任、つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」など、全部で6つの目標を意識したチャレンジを設定しています。それぞれを重点的に取り組むことで、地球環境問題に対して自動車の持つマイナス要因をゼロに近づけ社会にプラスをもたらすことが目標です。新車のCO₂ゼロを目指すなど、既存事業を活かしてSDGsに取り組んでいるのが魅力的ですね。イオンモール|ハートフル・サステナブル日本・海外で商業施設を展開するイオンモールでは、「ハートフル・サステナブル」として地域・社会に貢献・活性化する取り組みを展開。目標6の「安全な水とトイレを世界中に」や「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」、目標10「​​人や国の不平等をなくそう」に結びつく取り組みを行うため、プラスチック製ストローの削減や非常用電力・飲料水の確保、再生可能エネルギーの使用などの推進が具体的な取り組み内容となっています。定期的な防災訓練を実施し、地方行政と協力して防災に取り組んでいるなど、地域に貢献する防災活動にも力を入れています。旭化成|中期経営計画 2024 ~Be a Trailblazer~旭化成グループで策定した「中期経営計画 2024 ~Be a Trailblazer~」は、持続可能な社会への貢献を目指しているものです。グループが持つ技術や人財を積極的に活用して、エコなモビリティ、カーボンニュートラル、健康長寿社会などの実現に向けて取り組んでいます。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標13「気候変動に具体的な対策を」に繋がります。中長期的なビジョンを掲げ、社会貢献だけではなく営業利益や資本効率も具体的に検討している点がSDGs達成に向け効果的です。そもそもSDGsとはここまで、SDGsに取り組むメリットやデメリット、企業の取り組み事例を紹介してきましたがそもそも、SDGsとはどんなものなのか、最後にチェックしておきましょう。17の目標で様々な課題解決を目指す取り組みSDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、国連加盟193か国が2030年までの15年間で達成を目指す、17の指標と具体的な169のターゲットを定めています。世界には、途上国に限らず多くの社会課題が存在しています。例えば、先進国と言われる日本でも貧困児童はまだ存在し、ジェンダーへの理解はまだ広まっていません。169のターゲットを、企業だけでなく個人でも意識して取り組みを続けることで、社会にある課題解決を目指していきます。SDGsについて学ぶなら「Socialgoo」がおすすめ出典:Socialgoo公式サイトSocialgooでは、本記事のようなSDGsに関する情報を発信しています。SDGsに関するキーワードや、SDGsに取り組んでいる企業の紹介をおこなっているため、SDGsについて知りたい情報が盛り沢山です。ぜひSDGsについてより深く学びたい方は、Socialgooを活用してみましょう!まとめ今回は、個人や企業がSDGsに取り組むべき理由から取り組みのメリット・デメリット、SDGsに取り組む企業事例を紹介しました。SDGsに取り組むことで、持続可能な社会を実現するだけでなく、取り組んでいる個人や企業にとってもメリットが生まれるのです。SDGsには17の目標と169のターゲットという広いジャンルに分かれており、取れる行動もさまざまです。SDGsの目標達成に向け、できることから取り組んでいきましょう。

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SDGs目標達成のために私たちにできること14選|身近なことから始めよう

国連が発表している「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」をご存じですか?SDGs達成への取り組みは、実は誰でも簡単にできるものもたくさんあります。SDGsの目標は国際社会全体が協力して取り組むべき課題だとされていますから、ご自身ができるものがあるのか、ぜひチェックしてみましょう。この記事の監修者小田 勝宣(おだ かつのり)第6回SDGs検定取得。SDGsに関連したWebメディア記事執筆やブログの運営など実績多数。大学事務職員時代にSDGsに関する企画立案、運営業務に携わったことからSDGsに興味を持つ。現在はSDGs未来都市に選定された「岩手町」へ移住し、地域おこし協力隊として、地方におけるSDGsの取り組み強化に貢献している。私たちにできるSDGsの取り組み14選SDGsの活動は専門的なスキルを必要とするものだけではありません。今すぐできる取り組みの中から、今回は厳選して14の項目をご紹介します。節電・節水そもそも電気と水は密接に関係しています。例えば水の処理場や各家庭への水の供給には電力が欠かせません。つまり節水すれば社会全体の節電につながるというわけですね。使わない家電のプラグを抜く、節水ノズルに切り替えるなど、誰でもできる取り組みで効果もわかりやすいので、ぜひ実践してみましょう。SNSに投稿されたSDGs活動にいいね・シェア社会課題解決において「認知度の低さ」が障壁になっているケースは少なくありません。そこで認知度を高めるためにSNSを利用しましょう。近年SNSは個々人の情報を共有するだけでなく、検索ツールとしても機能しています。社会に警鐘を鳴らすため、社会問題や課題を広めるため、SDGsの活動を世界中にシェアしましょう。SDGsを周りの人に広めるこの記事を読んでいるということは、あなた自身はすでにSDGsへご興味があるのでしょう。しかしあなたの家族・友人・同僚は、持続可能な社会に向けて何か問題意識を持っているでしょうか。SDGsを実現するためには社会全体の協力が必要です。あなたの知識を周囲にシェアすることも、忘れないようにしましょう。紙の無駄遣いを減らすつい多めに取ってしまうティッシュやペーパータオル。少しの書き損じで捨ててしまうメモ用紙。こうした行いは紙資源のムダ使いです。再生紙は多くの産業で使われるようになりました。ですが、再利用技術を高めても利用者が必要以上に消費しては意味がありません。家庭ではなるべく紙媒体の使用頻度を減らしたり、企業では紙媒体にかかるコストを周知したりすることで、ムダ使いを防げます。なるべく公共交通機関を利用する自家用車ではなく公共交通機関を利用すれば、CO2削減につながります。また、地方都市では公共交通機関の利用比率を増やすことで、自動車を持たない高齢者や学生も暮らしやすい持続可能な社会につながります。公共事業の収益が増えれば財政を支える大きな基盤となり、地方活性化も期待できるでしょう。家事や育児の分担SDGsには「ジェンダー平等を実現しよう」というゴールが掲げられています。これは男女の格差を無くそうというテーマですが、特に日本では女性に家事・育児を押し付ける考えが一般的でした。女性の社会進出を支え、また男性の家庭参加を促すためにも、家事や育児の分担は積極的に進めましょう。食べ残しを減らす2020年の食品ロス量が過去最少を記録したことが、最近話題になりましたね。農水省・環境省は食品ロスの取り組みを進めるため、ロス量の測定を2012年から行ってきました。その結果が着実に出てきているようです。本来は食べられるにもかかわらず廃棄される食品を減らすため、食べ残しをしないように努めましょう。エアコンの温度設定環境省によれば、環境省は、省エネルギーを目指すために、夏場で28度、冬場で20度の室温になるようエアコンの温度設定をすることを推奨しています。実は設定を1度変えるだけで消費電力が抑えられるのです。夏は設定温度を1℃高くすると消費電力が13%削減、冬は設定温度を1℃下げると消費電力を10%削減できます。エアコンに頼りきらず、衣服の調整で快適に過ごせるように工夫してみましょう。マイバッグ・マイボトルを使うプラスチックフリーを推進するためにレジ袋が有料となり、マイバッグを持ち運ぶ人が増えました。またマイボトルを持ち運ぶことで購入した飲み物に割引が行われるなど、容器としてのプラスチック削減の取り組みも進んでいます。マイバッグ・マイボトルを持つことで、環境にもお財布にも優しい生活が実現できるでしょう。地元の食材を購入地元の食材を地元で消費することを「地産地消」といいます。SDGsでは海・陸の豊かさを守ることもゴールに設定されており、地産地消で地場の産業を守りつつ、動植物の乱獲・伐採を防げるのです。また遠方との輸出入では多くのエネルギーが消費され排気ガスも排出されます。地産地消による最低限の輸送ならば、エネルギー消費・排気ガスも最低限に抑えられるでしょう。リサイクルショップで購入大量生産・大量消費が当たり前の現代社会において、新品で買ったものをすぐに捨ててしまう行動が問題視されています。例えばファッションアイテムには流行り廃りがあるため、シーズンごとに新しい物を揃えるという人も少なくありません。こうしたサイクルを変えるため、リサイクルショップを利用しましょう。不要なものは売り、必要な物をリサイクル品から買うことで、ゴミを減らし節約も可能です。フェアトレード商品・認証マーク入り商品の購入フェアトレードとは途上国で作られた製品や農作物を適正価格で取引し、生産者の生活を改善することを目指すものです。SDGsには貧困・飢餓をなくすこと、経済成長の促進、平和と公正を世界に広げることなどが掲げられており、フェアトレードによって多くの目標が実現に向かうとされます。例えば途上国の収入安定化は貧困からの脱却につながりますよね。フェアトレード商品を選ぶことで、普段の買い物からSDGsに貢献できるでしょう。使わないものを寄付する使わなくなった子どものランドセル、昔着ていた服など、家庭には不用品が溜まっていきます。それらを捨てるのではなく、積極的に寄付しましょう。不用品を寄付することで廃棄にかかるエネルギーやコストを削減し、また恵まれない人々への支援にもなります。持続可能なエネルギーを使う持続可能なエネルギーとは、太陽光・風力・地熱といった自然界に常に存在するエネルギーです。枯渇せず・どこにでも存在し・CO2を排出しないという点から、環境に優しいエネルギーという特徴があります。世界ではエネルギーの多くを有限な資源に頼っており、資源を巡る争いが絶えません。こうした資源から持続可能なエネルギーへの転換が求められているのです。「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」を国連が公開ここまでご紹介した「身近なできること」以外にも、国連では手軽な取り組みを紹介しています。それが冒頭でご紹介した「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」です。簡単なものから4段階で紹介していますから、取り組めそうなものをチョイスしてみてください。レベル1:ソファに寝たままできることなるべく労力を使わずに社会貢献したいという方は、レベル1の「その場から動かずにできる取り組み」で社会に貢献しましょう。・使わない家電は電気を切ろう・支払いはオンラインで済ませよう・SDGsの取り組みはいいね&シェアしよう・周囲にSDGsの取り組みを伝えよう・紙の代わりにデジタルを活用しよう・不要な照明は消しておこう・SDGsに取り組む企業を応援しよう・オンラインのいじめは報告しよう・自分の活動を世界にシェアしようレベル2:家にいてもできること社会貢献のために外出するのは億劫だという方は、レベル2の「家の中からできる手軽な取り組み」で社会に貢献しましょう。・髪の毛や服は自然乾燥させよう・お風呂はなるべくシャワーで済ませよう・お肉や魚は食べすぎないようにしよう・食べきれないものは捨てずに冷凍しよう・生ゴミは堆肥にして再利用しよう・紙・プラスチック・ガラス・アルミをリサイクルしよう・簡易包装の商品を買おう・窓やドアの隙間は塞いでおこう・エアコン温度は冬低め夏高めに設定しよう・電化製品は省エネなものに切り替えよう・ソーラーパネルを家に取り付けよう・すすぎに使う水を減らそうレベル3:家の外でできることさらに社会の役に立ちたいという意識を持った方は、レベル3の「家の外でできる簡単な取り組み」にトライしてみましょう。・地元の商品を買おう・規格外の商品を選ぼう・サステナブルシーフード(環境へ影響が少ない水産物)を食べよう・マイボトルを持ち歩いて値引きしてもらおう・マイバッグを持参してレジ袋は断ろう・紙ナプキンは必要な分だけ使おう・新品よりも中古品を選ぼう・不要なものは寄付しよう・国や地方の政治に参加しようレベル4:職場でできること社会貢献に慣れてきたら、レベル4の「周囲を巻き込んで行う取り組み」を始めてみましょう。・労働者の権利を行使しよう・若者の相談に乗ろう・女性の待遇を改善しよう・社内のエアコンは省エネなものにしよう・災害に負けないインフラに投資しよう・差別に対して声をあげよう・公共交通機関や自転車を使おう・まずは一週間、持続可能な暮らし方について学び、実践しよう・会社にSDGsへの積極的な参加を求めよう・日々の業務を見直してみよう・労働にまつわる権利そもそもSDGsとは?SDGsとは「Sustainable Development Goals」を略したもの。つまり、「持続可能な開発目標」です。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標を指しています。ではそれぞれの目標がどんなものなのか、次から見ていきましょう。SDGsで掲げられている17の目標目標1.貧困をなくそう・世界からあらゆる形の貧困をなくすため、貧しく弱い人を守る社会の仕組みを作る目標2.飢餓をゼロに・誰もが栄養のある食料を手にできるように、環境を守りながら農業を推進する目標3.すべての人に健康と福祉を・誰もが健康で幸せな生活を送れるように、十分な医療サービスを提供する目標4.質の高い教育をみんなに・誰もが公平で良い教育を受けられるように、一生涯学習できる機会を広める目標5.ジェンダー平等を実現しよう・男女平等を実現するため、すべての女性の能力を伸ばして可能性を広げる目標6.安全な水とトイレを世界中に・誰もが安全な水とトイレを利用できるように、安全に管理できる仕組みを作る目標7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに・誰もが安く安全なエネルギーを使えるように、持続可能なエネルギーの開発を進める目標8.働きがいも経済成長も・誰もが安定した生活ができるように、働く人の権利を守りながら経済成長を進める目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう・災害に強いインフラを整備するため、新しい技術を開発して産業化を進める目標10.人や国の不平等をなくそう・誰もが能力を高めて平等な機会を持てるように、格差を減らす制度設計を進める目標11.住み続けられるまちづくりを・誰もが安全に暮らせるように、災害に強く持続可能な都市や地域を作る目標12.つくる責任つかう責任・地球の環境と人々の健康を守るため、持続可能な生産と消費の活動を行う目標13.気候変動に具体的な対策を・自然災害や気候変動に対応できるように、復興や対策が可能な仕組みを備える目標14.海の豊かさを守ろう・海や沿岸の生態系を守るため、環境汚染を防いで持続可能な管理や保護を行う目標15.陸の豊かさも守ろう・陸上と内陸の淡水地域の生態系を守るため、森林の減少を抑えて土地と土壌を保護する目標16.平和と公正をすべての人に・誰もが法や制度で守られるように、司法を活用し、基本的な自由の侵害を防ぐ目標17.パートナーシップで目標を達成しよう・世界中の人々が助け合い、国際的な支援や途上国への投資を進める日本のSDGs達成状況2022年に発表された日本のSDGs達成状況は、全世界163カ国中で19位。欧米諸国が上位を占める中、アジアではトップの成績です。2016年から統計が開始されたこのランキングでは、SDGsの達成度に応じてスコアが公開されています。日本は2016年時点で75点をマークし、2022年には79.6点と得点を上げてきました。しかしながら日本にも課題は山積みです。目標5(ジェンダー平等を実現しよう)目標10(人や国の不平等をなくそう)目標12(つくる責任つかう責任)目標13(気候変動に具体的な対策を)目標14(海の豊かさを守ろう)目標15(陸の豊かさも守ろう)これらの項目については進捗度が低いため、取り組みの強化が求められています。SDGs活動に興味がある方は「Socialgoo」がおすすめSDGsに関する活動をもっと知りたいという方におすすめな「Socialgoo(ソシャグ)」。ソーシャルグッド(社会にとって良いサービスや活動)に特化したメディアであり、プロボノやSDGsへの取り組み事例など様々な情報を掲載中です。ぜひ会員登録をして他の記事もチェックしてみてくださいね!まとめSDGsの目標を達成するため、私たちにできることをご紹介しました。どんな目標があるのかを理解して、求められる行動を選ぶことをお勧めします。まずは特別なスキルを必要としない、手軽な取り組みから始めてみましょう。

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SDGsの防災対策10選【個人・企業別】関係や便利グッズ、リスクも紹介

SDGsと防災の関係や、個人や企業ができる防災対策、防災に活躍する便利グッズをご紹介します。日本は世界的にも有数の災害大国です。災害被害や気候変動を抑えるために取り組んでいくことは、SGDsの目標とも密接に関連しています。災害の被害からすみやかに復旧し、誰も取り残さない防災対策を実現することが求められます。まずは備蓄品の準備など、身近にできることから取り組んでいくことが重要です。ぜひこちらの記事で紹介する内容を参考にし、今後の防災対策の参考にしてみてくださいね。この記事の監修者小田 勝宣(おだ かつのり)第6回SDGs検定取得。SDGsに関連したWebメディア記事執筆やブログの運営など実績多数。大学事務職員時代にSDGsに関する企画立案、運営業務に携わったことからSDGsに興味を持つ。現在はSDGs未来都市に選定された「岩手町」へ移住し、地域おこし協力隊として、地方におけるSDGsの取り組み強化に貢献している。SDGsと防災の関係とは?SDGsと防災は具体的にどのような関係があるかご存じでしょうか?SDGsがどう防災につながるのか、目標や関連した取り組みについて分かりやすくご紹介いたします。目標11.住み続けられるまちづくりをSDGsの目標11は「住み続けられるまちづくりを」と定められています。災害の多い日本では、防災対策によって災害の被害を減らすことが重要です。ターゲット11-bでは「包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させる」と示されています。過去に発生した災害の教訓を活かして、災害が起きても済み続けられるようインフラ整備や避難場所確保を進めるなど、地域一丸となった対策が求められます。目標13.気候変動に具体的な対策をSDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」は、防災と深い関係にあります。豪雨や洪水、土砂災害といった自然災害の発生に、気候変動が大きく影響を及ぼしているからです。ターゲット13-1では、「すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応力を強化する」とされています。地球規模で起きている気候変動に対応するため、国全体だけでなく世界が協力して取り組んでいくことが重要です。仙台防災枠組2015-2030仙台防災枠組2015-2030とは、仙台で2015年に開催された第3回国連防災世界会議にて採択されたものです。災害への対策を講じ安心して暮らせる地域づくりを目指している点が、SDGs11番目のゴール「住み続けられるまちづくりを」と関連があります。仙台防災枠組2015-2030の主な考え方は以下の通りです。・災害リスクを理解し、死者数や経済損失などのあらゆるリスクを削減する・防災、減災への事前投資を実施し、災害への強さ(レジリエンス)を高める・行政だけではなく、障害者や高齢者を含むあらゆる市民の防災への役割を明確にする事前投資に取り組み、障害者と防災の関係に注目しているなど、防災対策として新たな視点を入れた枠組みとなっています。パリ協定パリ協定は、2015年のCOP21(第21回気候変動枠組条約締約国会議)で採択され、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」を具体的な行動として示したものとなっています。産業革命前と比較して、世界の平均気温上昇を2℃未満に抑えるとの目標を掲げており、各国が取り組みを進めて、世界全体で協力しながら気候変動問題に向き合っているのが特徴です。京都議定書では先進国のみが排出量削減の対象でしたが、パリ協定は途上国を含むすべての参加国に温室効果ガス削減の努力を求めている点が画期的とされています。世界の災害と日本の災害のリスク比較日本は世界でも有数の災害大国です。SDGsの考え方を取り入れた防災対策をするためにはどうするべきでしょうか。まずは、国内での災害リスクの発生率を世界と比較してみましょう。地震回数|日本はマグニチュード6.0以上が18.5%日本はプレートの境界に位置する島国で、地震のリスクが高いのが特徴です。世界中で起きたマグニチュード6.0以上の地震のうち、18.5%は日本で発生しています。地震発生により津波がやってくるおそれもあるため、海の近くや海抜の低い地域は特に注意が必要です。活火山|日本は世界の7.1%日本には火山が多く、世界にある活火山のうち7.1%が日本にあります。噴火に伴って噴石、火砕流、火山ガスなどが発生することで、健康被害を受ける可能性があるため充分注意が必要です。噴火予測をチェックし、警報が発令されたら早めに避難するよう心がけましょう。死者数|日本は世界の1.5%世界中で災害により亡くなった人のうち、1.5%は日本を占めており、日本の災害による死亡リスクの深刻さがわかります。死亡者が出てしまう災害の例は、建物の倒壊・津波などを引き起こす地震、大きな噴石や火砕流を伴う噴火などがあり、実際過去の災害でも死者・行方不明者が多数存在していました。災害予測技術の発達を活用し、危険を避ける・より早く逃げることが求められます。被害額|日本は世界の17.5%世界中で起きた災害による被害総額のうち17.5%を日本が占めています。被害額の視点では先進国をはじめ、経済が集約している国で被害額が高くなる傾向にあります。各個人・企業が災害へのリスクを理解し、備えましょう。SDGsと防災の課題とはSDGsと防災の関係性を理解した上で、防災を有効に進めていくために、これからの取り組みが重要となります。SDGsで取り上げられている、強靭性と包摂性に注目した防災への取り組みを紹介します。災害への強靭性に焦点を当てる取り組み強靭性とは、しなやかさや元に戻る力のことを指します。強靭性が高いと災害の被害が小さくなるため、発生した被害からの回復が迅速となるのです。SDGsのターゲット13-1では、「全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する」と定められています。災害の多い日本では、災害が起こったときを想定し、強靭性の高いまちづくりに力を入れた取り組みが重要です。SDGsの強靭性とはSDGsにおける強靭性(レジリエンス)は、自然の回復力だけでなく、災害に対応する力や危機管理能力を含んだ意味を持ちます。災害が発生したときに被害が少なくなるよう事前投資することや、迅速に復興できるように人々が協力することが重要です。気候変動を防ぐための取り組みとして、強靭性を高めることが必要になるのです。包摂性に関する防災への取り組みSDGsの目標11を直訳すると「都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする」となり、包摂は「包み込む」という意味を持ちます。包み込んで取り残さない防災対策は、防災行動を自ら取るのが困難な人や避難が難しい人にも、包摂性の高い取り組みです。女性・子ども・高齢者・障害者にかかわらず、すべての人が安心して生活できるように包摂性のある防災対策を目指し取り組んでいきましょう。SDGsの包摂性(インクルージョン)とはSDGsの包摂性では、国籍、ジェンダー、障害などの違いによらず、誰一人取り残さないことが求められます。不当な差別を受けた結果、災害から救われなかった生命があってはなりません。言語や能力の違いがあっても、適切な防災・避難行動が取れるような工夫が重要視されています。おすすめな防災対策5選【個人】防災対策として、私たちが個人で事前に取り組める対策があります。特に重要かつ取り組みやすいものを5つ紹介しますので、できることから防災対策をしてみましょう。備蓄品の準備自分や家族の命を守るため、自宅の備蓄品を準備しましょう。飲料や食料品はもちろん、衣服や携帯用トイレ、常備薬、充電用バッテリーもあると安心です。非常持ち出し袋にまとめておくと安心!備蓄品は非常持ち出し袋にまとめておくと、有事の際にはそれだけ持って避難できるため安心です。リュックなど、持ち運びやすい袋を選びましょう。安否確認・連絡方法を決める災害時は電話がつながりにくい状況が続くので、大切な人との災害のときの安否確認や連絡の方法を事前に決めておくと安心です。公衆電話からでも災害時に活用できる伝言サービス、災害用伝言ダイヤルがあるので活用しましょう。普段から使い方を把握しておくと焦らずにすみます。避難経路・避難場所の確認自宅や学校、職場の近くにある避難場所や、そこまでの避難経路を確認しておきましょう。国や自治体が公開しているハザードマップや、インターネットや防災アプリに掲載されている避難所情報を普段からチェックしておくと安心です。家具配置に工夫する地震で家具が倒れると、逃げ道を塞いだり怪我をしてしまったりする危険性があります。大きな家具は壁側に置いて倒れないように固定する、寝室には大きな家具を置かないなど、家具の配置に工夫しましょう。情報収集の方法を決める災害時にリアルタイムの状況を把握できるよう、情報収集の方法を決めておきましょう。テレビやパソコンを使えないこともあるので、スマートフォンやラジオがあると安心です。スマートフォン向けにラジオを無料で聞けるアプリも提供されているため、事前にダウンロードしておくのをおすすめします。おすすめな防災対策5選【企業】SDGsにつながる防災対策として、企業に求められる役割があります。企業ができる防災対策5選を紹介しますので、積極的に取り組んでいきましょう。防災カメラ・無線の設置企業が積極的に防災カメラや無線を設置することで、地域の防災対策につながります。例えばリモート操作が可能な防災カメラを導入すると、河川氾濫や浸水の被害が想定される場所に近づくことなく現場の状況を把握でき、早期な対策が可能です。防災無線の設置は、災害時の緊急情報や避難誘導情報を地域住民に迅速に伝えることができます。自分で情報を獲得できない人も、防災無線を聞いて行動ができるため、「誰一人取り残さない防災対策」へとつながるのです。安否確認システムの導入「災害のときには社員同士がすぐに集まれない」「連絡が取れない」という状況が想定されます。安否確認システムを事前に導入しておくと、緊急時には社員同士の安否確認が即時に可能です。安否確認ができれば人的被害を即時に把握し、救助活動の優先度選定や危険地域の指定などが可能となるため、二次被害を防ぐことにも役立ちます。防災マニュアルの準備災害が発生したときを想定して、社員が参照できる防災マニュアルを準備しておきましょう。災害発生時はどんな被害が起こりうるのか、どんな対処が取れるのかを記載し、会社や店舗周辺の災害リスクについて把握できる内容が必要となります。防災マニュアルには、緊急連絡先や社内で救護室・休憩室として使える部屋などを明記しておきましょう。災害時に自社の役割をすぐに理解し、社内だけではなく周辺地域と協力した復旧活動を進めるためにも便利です。太陽光パネル・蓄電池の導入停電している間は、生産ライン停止や情報通信機器の停止による業務支障のほか、データ消失のリスクも考えられます。企業活動の一早い復旧を目指すためにも、太陽光パネルと蓄電池を導入しましょう。太陽光発電は太陽が出ていない間は使えませんが、発電した電気を蓄電池に蓄えておくことで、暗い間も電気を使えます。さらに、太陽光発電は二酸化炭素排出量が少ないのが特徴です。環境負荷が少ないため、普段から太陽光発電を導入しておくことは気候変動の抑制にもつながります。社員の備蓄準備従業員の命を守るために企業でも備蓄準備が必要です。帰宅困難者が出ることを想定して、パートやアルバイト、派遣社員などの雇用形態にかかわらず、企業で働いている人数分を備蓄しておきましょう。基本的には人数分×3日分の水・食料品に加え、衛生用品や懐中電灯、毛布などがあると安心です。余裕があれば来客や地域住民分も備蓄しておくと、万が一のときに役立ちます。十分量の備蓄を準備するため、大きな保管スペースの確保が必要です。1ヶ所にまとめて保管せず、取りやすいように分散して置く、各社員のデスクに配置する、救護室予定の部屋に保管するといった工夫をしましょう。便利でおすすめな防災グッズを紹介防災グッズには豊富な種類があります。ここでは災害時に役立つ、便利な防災グッズを5つ紹介します。飲料水・食料品災害時には物流が混乱し、支援物資も到着に時間がかかるため、十分な食料を確保できない状況が想定されます。家族が数日生活できる程度の飲料水と食料品を準備しておきましょう。最低1人1日3食×3日分の食料、水は成人1人あたり1日3Lが必要です。食料品は賞味期限の長いもので、温めるだけのインスタント食品や開けてそのまま食べられる食品を選びましょう。賞味期限の長いパンやお菓子なども販売されています。ある程度の種類を揃えておくと、災害時も食べるものを選ぶ楽しみができるのでおすすめです。医薬品(衛生用品)災害時に怪我はつきものとなり、不測の事態で体調不良を起こしやすくなります。そのような状況に備えて、医薬品を備えていると安心です。あると便利な衛生グッズ等を含めた、災害時に準備したい医薬品類をまとめています。ぜひチェックしておきましょう!【災害時におすすめの医薬品類】・絆創膏やガーゼ・消毒液・鎮痛剤(痛み止め)・常備薬・非常用トイレ・ティッシュ・ボディーシート非常持ち出し袋災害に備え、非常持ち出し袋を準備しておくと安心です。食料や衛生用品などを1つにまとめておくことで、非常時に持ち出す物を迷わずに避難できます。重くなりすぎないよう、中身を最低限にしておきましょう。必要なものをセットにした防災バッグを販売しているお店もあるため、初めて購入を検討している方はセット商品がおすすめです。ハザードマップハザードマップは、近隣地域の災害被害予測や、避難所や避難経路の情報が記載されています。普段からチェックしておくことで、危険なエリアや、災害時の避難経路を把握できるため、いざというときに役立つでしょう。ハザードマップは市町村役場の窓口やホームページから入手でき、さらにハザードマップのポータルサイトからは、全国のハザードマップも閲覧が可能です。災害の状況によっては避難経路を通れないこともあるので、複数の避難経路を事前にチェックしておきましょう。ラジオラジオは、インターネットにつながっていなくてもリアルタイムな情報を入手するために活躍します。ライト付きのラジオは停電時に手元を明るくすることにも役立つでしょう。手回し式やソーラー充電など、コンセントがなくても充電できるタイプだと安心です。乾電池タイプを準備している場合は、電池切れになっていないか定期的にチェックしましょう。まとめ今回はSDGsと防災の関係性や、私たち個人や企業が取れる防災対策をご紹介しました。身近なところから取り組んでいくことで、災害への強靭性を持つ、住み続けられるまちに近づいていきます。また、日本は世界から見ても災害リスクの高い国です。災害発生時に誰も取り残さない防災行動を実現するため、普段からの生活の工夫や防災対策が求められます。SDGsにつながる防災のため、できることに取り組んでいきましょう。

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【最新】SDGsおすすめ雑誌23選|企業・学生・初心者・バックナンバー別まとめ

SDGsを取り上げている雑誌を、企業・学生・初心者・バックナンバー別に23誌紹介します。SDGsを取り上げた雑誌は、社会貢献活動に関心のある方や環境問題に取り組む企業勤めの方が、知識を取り入れやすい媒体のひとつです。専門家の監修によりわかりやすくまとめられ、楽しみながらSDGsについて学べるでしょう。この記事の監修者小田 勝宣(おだ かつのり)第6回SDGs検定取得。SDGsに関連したWebメディア記事執筆やブログの運営など実績多数。大学事務職員時代にSDGsに関する企画立案、運営業務に携わったことからSDGsに興味を持つ。現在はSDGs未来都市に選定された「岩手町」へ移住し、地域おこし協力隊として、地方におけるSDGsの取り組み強化に貢献している。SDGsが学べる雑誌10選SDGsが学べるおすすめの雑誌を10冊まで厳選し、それぞれどんな魅力があるのかをご紹介します。FRaU講談社が1991年に創刊した「FRaU(フラウ)」は、SDGsに関する様々なテーマを特集。不定期刊行ながら人気の雑誌です。2018年12月には女性誌として世界初となる、SDGsに特化した「FRaU SDGs」を発刊しました。毎号掲載されるSDGsへの取り組みは深く掘り下げたものばかりなため、SDGsに関する知識を深めたい方におすすめの雑誌です。講談社は他のメディアでもSDGsの知識を展開講談社ではFRaUの他、「with online」「ViVi」「Hot-Dog PRESS」といった媒体で、各年代層をターゲットとしたSDGs特集や、JICAの協力のもと「もったいないばあさん かわを ゆく」を「SDGs絵本」として出版。また絵本を全国に届けるキャラバンカー「おはなし隊」など、多彩なメディアを通じてSDGsの取り組みを広く世の中に伝えています。Hanakoマガジンハウスが1988年に創刊した人気雑誌「Hanako(ハナコ)」。2016年に大リニューアルが行われ、東京・食をメインテーマに据えています。SDGsに関して様々な記事を監修し、「ハナコと考えるSDGs」と題して2022年10月時点で180回を超えるSDGs特集が組まれてきました。企業経営者が向き合う取り組みだけでなく、SDGsに関するビジネスモデルも取り上げています。VOGUE1892年にアメリカで創刊された高級ファッション誌「VOGUE(ヴォーグ)」。世界15カ国で発刊され、1999年7月に創刊した日本版が「VOGUE JAPAN」となっています。2020年3月号、全世界のVOGUEが選ぶ「VOGUE VALUES」が掲載され、多様性と責任感、自然環境などと向き合うことを表明しました。本誌ではSDGsのジェンダー問題や人権問題に対して、より踏み込んだ内容が含まれており「vogue japan sdgs」でもSDGsの目標達成につながるヒントを掲載しています。「生活全体の豊かさを問い直す」をテーマとしたオンラインイベント「VOGUE CHANGE」を開催し、ジェンダーセクシュアリティ、環境問題、政治、ウェルビーイング等についてオープンに議論する場も提供しました。ソトコト株式会社ソトコト・プラネットが1999年に創刊したソーシャル&エコ・マガジン「ソトコト」です。日本各地のソーシャルグッドな話題を毎月編集し、「スローライフ」「ロハス」「ソーシャル」「ローカル」といったトピックをメインに掲載。「社会や環境がよくなって、そしておもしろい」をテーマに、「未来をつくるSDGsマガジン」として持続可能な未来に向けた社会活動事例を特集し続けています。veggy「Veggy(ベジィ)」は株式会社キラジェンヌが2008年に創刊した、日本初のベジタリアン向け雑誌です。植物性ベースの食事・オーガニック全般を推奨しており、免疫力や自然治癒力をアップする方法やナチュラルエイジング・ナチュラルビューティといったライフスタイルを提唱しています。創刊時からSDGsに関連する社会的意義や取り組みにフォーカスし、中でも地球環境にできる限り負担の少ないプラントベース(植物性)食を頻繁に取り上げています。いいねクレヨンハウスが2014年に創刊したライフスタイル情報誌「いいね」。オーガニックコスメ・雑貨・有機野菜のレシピなどを掲載し、「毎日を楽しくするワンテーママガジン」として人気を博しています。SDGsに関する取り組みを毎号取り上げ、プラスチックフリーやナチュラルケア、オーガニックサプリなど自然由来の生き方を提唱。衣食住の幅広い情報が得られます。リンネル2010年に「ふわっとやさしい暮らし&おしゃれマガジン」として宝島社から創刊された「リンネル」。「心地よい暮らしと装い」をコンセプトに、10〜70代までと幅広い年代の読者を抱えつつ、月刊女性誌トップの売り上げを記録する人気雑誌です。SDGsにつながるサステナブルでナチュラルな暮らしを提唱し、専用のWEBサイトではエコ素材のファッションアイテムやインテリアなどを多数紹介しているため、気になる方はぜひチェックしてみましょう。週刊東洋経済東洋経済新報社が1895年に創刊した、本格派経済誌「週刊東洋経済」です。日本の政治リーダー・ビジネスエリートが欠かさず読んでいるという確かな取材力・分析力を武器にし、機関投資家や個人投資家の情報源としても活用されています。また環境分野でビジネスの展開が期待される企業を取り上げるほか、日本企業のSDGsの取り組みへ評価を下す記事も人気です。「東洋経済CSR調査」で収集している非財務情報をもとに、SDGsの達成度を可視化したESG(環境・社会・企業統治)経営の視点による細かな分析情報を得られます。環境ビジネス環境推進のためのビジネス誌として、日本ビジネス出版が1998年創刊した「環境ビジネス」。政策や自治体の条例、海外の先進事例など、環境推進に関する具体的な情報が掲載されています。環境ビジネス事業者のみならず、環境推進に取り組みたい企業や自治体などからも高評価。サステナブルな経営戦略特集や、産業分野別SDGsへの取り組み、SDGsイベントの開催レポートなどを特集しており、あらゆる視点から持続可能な社会への活動事例が学べるでしょう。SDGs経営日本ビジネス出版が2019年に創刊した、SDGs経営に特化しているビジネス誌「SDGs経営」。地域の事業課題や社会課題の解決事例、大手企業の経営戦略、資源・エネルギーにまつわる持続可能性のトピックなど、SDGsを基盤に特集が組まれています。【企業向け】SDGsが学べる雑誌企業勤めの方、または経営者の方に向けておすすめな雑誌をご紹介します。より経済的な視点でのSDGs情報を得たい方におすすめです。週刊東洋経済(2021年7/3号)サステナビリティを判定する「非財務情報」の4カテゴリー(人材活用、環境、社会性、企業統治)から全90項目を点数化し企業を評価、500位までを紹介しています。他の日本企業がどのようなSDGs経営を行っているのか知りたい方におすすめです。型技術(2022年1月号)カーボンニュートラル(脱炭素)など企業が取り組むSDGsに着目し、素形材メーカーの経営について特集しています。日本の経済を支えてきた製造業や素形材産業がどのような活動を行っているのか、同業界の経営者でなくとも見逃せない内容を特集しているため、企業勤めの方はチェックしておくと良いでしょう。工業材料(2020年10月号)プラスチックフリーが叫ばれる現代社会で、SDGsの達成に向けたプラスチックの技術開発と課題について特集しています。バイオマスプラスチック・生分解性プラスチック・プラスチックのリサイクル状況・代替素材の研究など、プラスチックの現状を多方面から学ぶことができるでしょう。【学生向け】SDGsが学べる雑誌社会に出る前にSDGsに関して勉強しておきたい学生の方におすすめな雑誌をご紹介します。留学ジャーナル(2021年2月号)人気YouTuber「QuizKnock(クイズノック)」とコラボし、現代のSDGsへの意識調査や取り組みを特集しています。1983年創刊の歴史ある留学情報誌で、海外でのサステナブルな取り組みを知ることができるでしょう。QuizKnockファンにもおすすめの一冊です。【初心者向け】SDGsが学べる雑誌「SDGsってなんだろう。」そんな初心者の方にも読みやすい、SDGsについて学べるおすすめの情報誌をご紹介します。Hanako特別編集「はじめてのSDGsガイドブック」「SDGsを説明できるようにしておきたい」「仕事で情報が必要になった」そうしたニーズに答えてくれるのが、この「はじめてのSDGsガイドブック」です。SDGsへの取り組みの中でも「身近にできること」に絞り、わかりやすい実例で紐解いているため、気軽にSDGsを学ぶことができるでしょう。Newsweek日本版特別編集「未来をつくるSDGs 2022」「SDGsってどんなことをすればいいの?」「社会ではどんな活動が行われているの?」そんな疑問に答えてくれるのが「未来をつくるSDGs 2022」です。「社会・環境・経済・世界」の4項目に分け、30以上の取り組み事例を紹介しています。SDGsの活動内容や現状を知りたい方におすすめです。その他SDGsが学べるおすすめバックナンバー7選おすすめのバックナンバーをご紹介します。SDGsに関する話題がどのように取り上げられたのかチェックしてみましょう。ランドネ(2022年11月号)アウトドアが好きな方が取り組めるSDGs対策を掲載。無理なく続けられるサステナブルな活動を学ぶことが可能です。FRaU S-TRIP(2021年10月)徳島県×SDGsをテーマに、徳島県での先進的な取り組みや新しく美しい観光資源などの魅力が紹介されています。婦人之友(2021年7月号)家庭で始められるSDGsへの取り組みを紹介しています。日常の買い物からSDGsへの新たな視点が得られる特集は必見です。an・an(2022年3月30日号)「SDGsを考える、エシカルライフ2022」と題して、今私たちに何ができるのか社会貢献の事例について紹介しています。「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」を意味する「エシカル」について学べる機会になるでしょう。Pen(2020年11月15日号)SDGsやESG投資の行方、さらに私たちの衣食住がどう変化していくのかという予測を事例付きで紹介しています。環境問題をめぐる海外5都市の事情を通じて、世界で何が起きているかを実際に読んで探ってみましょう。AERA(2020年No.19)「毎日のSDGs」と題して、持続可能な社会を実現するためにできる「暮らしのヒント」を得ることができます。SDGs全項目に貢献する生活とはどんなものなのか、気になる方はぜひチェックしてみましょう。MilK JAPON(2019年No.39)現代の子供たちが大人になったときの地球環境を危惧し、「Social Contribution(社会貢献)」をテーマとして特集を組んでいます。おしゃれな写真やイラストとともに、15のファッションブランドによる社会貢献活動も掲載しているため、ミルクジャポンらしい独特な雰囲気を感じながら身近なSDGsへの取り組みが学べる内容となっています。SDGsが学べる雑誌を読むメリットSDGs対策を学べる雑誌を読むと、どのようなメリットが得られるのでしょうか。個人と企業の視点で考えてみましょう。個人|持続可能な社会に繋がる雑誌から得られた情報をもとに行動を変えることで、社会全体で持続可能な循環サイクルを作り出すことに繋がります。SDGsへ対する、個々人の意識が社会全体に影響するという視点で学ぶことが重要になるでしょう。個人|新たなコミュニティが得られる持続可能な社会に向けた活動を通じて、新たなコミュニティを得ることができます。営利事業や非営利なボランティア活動など、各活動内容に応じたスキルを持つ人材が集結するため、新たな価値創造のチャンスを獲得できるでしょう。企業|ビジネスチャンスにつながる企業がSDGsに関する知識を学び、持続可能な経営に切り替えていくことで「社会的責任を果たす企業である」とアピールできます。多くの産業で「サステナブル」という言葉が使われるようになり、消費者も環境に良い商品やサービスを選ぶ傾向がさらに強くなったため、様々な観点からビジネスチャンスを獲得する機会も充分あるでしょう。企業|ESG投資に期待できるESG投資とは、環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して、投資を行うことです。SDGs向け雑誌を読んで得られた情報を活用し持続可能な経営をしていれば、社会的意義や成長の持続性などが優れた企業として評価される可能性も期待できるでしょう。SDGs活動に興味がある方は「Socialgoo」がおすすめ出典:Socialgoo公式サイトSDGsに関する活動をもっと知りたいという方におすすめな「Socialgoo(ソシャグ)」。ソーシャルグッド(社会にとって良いサービスや活動)に特化したメディアであり、プロボノやSDGsへの取り組み事例など様々な情報を掲載中です。ぜひ会員登録をして他の記事もチェックしてみてくださいね!まとめ今回はSDGsのおすすめ雑誌をご紹介しました。世界中で多くの個人・企業が活動について学びを深めつつあるSDGs。その情報源に雑誌を加えてみてはいかがでしょうか。近年は電子版も充実しており、お手持ちのスマートフォンで手軽に読めてしまいます。ご興味のある方はこの機会にぜひ、気になる雑誌を読んでみてくださいね。

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SDGsボランティア活動例18選【中・高・大・社会人別】メリット・違いについて

こちらの記事では、SDGsボランティアの内容や年代ごとの参加事例をご紹介します。注目を集めるSDGsボランティア。世界中で多くの人々がボランティアに参加しており、それは日本でも例外ではありません。しかしボランティア活動に興味はあっても、実際どんな内容なのか、自分でも参加できるのか、不安になってしまいますよね。ぜひこちらの記事で紹介する内容を参考にし、あなたの活動の参考にしてみてくださいね。この記事の監修者小田 勝宣(おだ かつのり)第6回SDGs検定取得。SDGsに関連したWebメディア記事執筆やブログの運営など実績多数。大学事務職員時代にSDGsに関する企画立案、運営業務に携わったことからSDGsに興味を持つ。現在はSDGs未来都市に選定された「岩手町」へ移住し、地域おこし協力隊として、地方におけるSDGsの取り組み強化に貢献している。SDGsとボランティアとの違い混同されがちな「SDGs」と「ボランティア」、実は明確な違いがあることをご存知でしょうか??SDGsは「目標」、ボランティアは「活動」SDGs(Sustainable Development Goals)とは、持続可能な開発目標のこと。2015年9月に行われた国連サミットで採択されたものであり、国連加盟193か国が2030年までの15年間で達成を目指す17の指標です。ボランティア活動の多くはSDGsの目標に関係しています。また近年ではSDGsを念頭においた「SDGsボランティア」の動きも活発です。SDGsではどんな目標を掲げているの?SDGsには17の大きな目標が掲げられ、それらを達成するための169のターゲットが設定されています。飢餓・貧困・健康・教育・インフラ整備・エネルギー政策・経済成長・気候変動など、さまざまな分野から持続可能な社会の実現を目指しているのです。17の目標にはそれぞれ10個程度の詳細な目標設定がなされ、さらにその下には244の指標があります。例えば貧困をなくそうという目標が達成されるためにどうすれば良いか、その具体案と明確な数値目標が定められているのです。SDGsボランティアのメリット持続可能な社会に向けて各国が動き出す中、日本では団体や企業によるSDGsボランティアの募集に注目が集まっています。どんなポイントが評価されているのか、参加者視点のメリットを紹介していきましょう。人脈が広がるSDGsボランティアによって、普段関わることのない人とも交流が可能です。さまざまな地域・職種の人々と同じ作業を通じてコミュニケーションが取れるため、思わぬ出会いがビジネスにつながることもあるでしょう。幅広い世代の人と交流ができるSDGsボランティアは同じ目的を持ったあらゆる世代の人々と交流できます。老若男女問わず、幅広い世代の人と同じ活動にうちこめるでしょう。視野が広がるSDGsボランティア活動は、参加するだけであらゆる情報が舞い込んできます。さまざまな参加者と交流することで、普段興味のないようなジャンルの話が聞けたり、他の参加者がまだ知らない情報を提供したりすることも可能でしょう。多様性を学べるSDGsボランティアに参加する人々は、多様性についての理解が深いという口コミが多く寄せられています。なぜならSDGsの17の目標では、人々の平等・平和が謳われているからです。ダイバーシティ&インクルージョンなど、世界の多様性を学べる機会になるでしょう。スキルが身に付く社会課題の解決に向けた活動を行うSDGsボランティアでは、仕事で培ったプロのスキルを活かす「プロボノ活動」を行っている人々と出会えます。彼ら・彼女らと共に活動を行い、またサポートすることで、自然と新たなスキルの習得につながるでしょう。プロボノ活動とは?プロボノは社会や公共のために無償で行われるボランティアのこと。専門的な知識やスキルを活かして活動するため、より高い水準の支援活動が可能です。知識・知見・考え方が身に付くSDGsボランティアでは多種多様な人材が集まるため、ひとつの目標に向けて互いの考え方や思想をすり合わせる必要が出てきます。そうした過程を経て、他人の知識・知見・新たな視点や考え方が得られるでしょう。自分の活動が社会貢献へ繋がることを実感できるSDGsボランティアは明確な社会課題を解決するために活動するため、目に見える結果が得られます。持続可能な社会に向けた活動は個人・企業・団体問わず多くの場所で求められているため、実際に取り組むことで「自分が社会に貢献できている」ことをより実感できるでしょう。【中学生】SDGsボランティアの活動例3選中学生でも十分社会貢献が可能です。ここからは実際のボランティア活動例をご紹介していきます。ごみ拾いイベントに参加SDGsでは「住み続けられるまちづくり」が11番目の目標として掲げられています。そこで行われているのが「ゴミ拾いイベント」になります。中学生であっても手軽に参加でき、またゴミが減ったという実感から、社会貢献への意欲も高められるため、気軽に参加できるおすすめの活動です。SDGsのイベントに参加「興味はあるけどどんな活動をしたらいいのかわからない。」「いきなりボランティア募集に応募するのは気が引ける。」そうした意見に対しての解決策が、イベントへの参加です。国や自治体が企画するものであれば安全性も高く、中学生を送り出す親御さんも安心でしょう。概念や活動例を知る、よいきっかけになります。物の寄付やリサイクル都度買ったものを捨てていてはもったいないため、物の寄付やリサイクルの活動に取り組んでみましょう。個人からの寄付を募る企業や団体は多く、また環境省も循環型社会を推進していることもあって、手軽ながら貢献活動の意義もより大きく実感できるでしょう。【高校生】SDGsボランティアの活動例5選高校生になると行動範囲が増え、自分で考えて自由に活動できるようになります。遊びと勉強に加えて、社会貢献も視野に入れていきたいですね。資源の無駄遣いを防ぐ大量生産・大量消費の現代では、資源には限りがあるということを、忘れてしまいがちです。そこで「使い捨て」をやめてみると良いでしょう。例えば服飾品や生活用品なども、すぐ捨てずに複数回使えるものを選択すれば、資源を守りつつ経済的にもより良い効果が期待できます。SDGsイベントに参加中学生の時は受け身の参加でも十分でしたが、今度は体験型のイベントがおすすめです。すでに国・自治体・NPO団体などが協力し、具体的なアクションを行うイベントが多数開催されています。様々なセッション・ワークショップなど体感できるボランティアに参加してみましょう。募金・収集のボランティア活動SDGsボランティアの中でも募金・収集活動は一定の支持を得ています。例えばコンタクトレンズの空きケースやペットボトルキャップの収集を通じて回収業者が買取を行い、その買取金額で社会貢献資金とする活動も盛んです。清掃ボランティアに参加日本の学校では生徒自らが清掃を行うのが当たり前ですが、その活動を学校の外へと展開することで、大きな社会貢献となります。近年は脱プラスチックを掲げる企業や団体も多いため、街中のゴミを減らすだけでも十分な問題解決に繋がるでしょう。地域特有ボランティアに参加日本には約1,700もの自治体があり、それぞれ固有の文化や生活圏を有しています。だからこそ、その地域ごとに求められる社会貢献の内容は異なるのです。地形・気候・暮らす人々などの特徴に基づいたボランティア活動ならば、より地域に密着した社会貢献が可能でしょう。【大学生】SDGsボランティアの活動例5選大学生ともなれば国内外の様々なイベントに参加できます。大学側が主催している場合もあるため、活動の範囲が一気に広がる時期です。就活にも有利な場合もあるため、ぜひ活動例を参考に取り組んでみましょう。チャリティーイベントに参加そもそもチャリティーとは慈愛・慈善・博愛に基づく公益的な活動を指します。明確な違いはないものの、ボランティアとも近い概念の社会貢献活動として知られていますね。イベントで得た収益は寄付や支援活動に使われるので、参加するだけでもSDGsの理念に沿った行動ができます。海外ボランティアに参加SDGsボランティアの募集が行われているのは、もちろん日本国内だけではありません。大学生を対象とした国際ボランティアプログラムを展開している企業や団体も少なくないため、将来を見据えてより社会貢献を経験したい人にもおすすめです。オンライン国際交流に参加オンラインでの国際交流も注目を集めているSDGsボランティアのひとつです。感染症の流行に伴い外出制限や渡航制限が敷設された影響で、オンラインでの交流が盛んになりました。世界各地の人々と異文化のコミュニケーションを図ることで、より視野を広げられるでしょう。復興支援のボランティア災害からの復興支援はどの時代でも貴重な社会貢献活動です。復興という大きな目標に対して動けるためモチベーションを保ちやすく、また、自然災害の絶えない日本において緊急時の行動を学べる貴重な機会になるでしょう。SDGsサークルへ入る大学によってはSDGsサークルが設置されている場所もあります。例えば東京大学では「UNiTe」というサークルがあり、国際機関と連携しながらダイバーシティ&インクルージョンやSDGsへ向けた活動を行っています。サークル活動は就活でも有用なため、参加する人は増加傾向にあるためおすすめです。【社会人】SDGsボランティアの活動例5選働き始めてからもSDGsボランティアへの貢献が可能です。長い人生経験を活かして、より多くの人々への貢献が可能でしょう。子供への学習支援ボランティア満足に学習の機会が与えられなかったり、障がいにより学習に参加できなかったりする子供たちは少なくありません。そうした状況下にある子供たちに勉強を教えたり、一緒に交流したりと、学生時代に培ったスキルを子供たちに提供できるのが魅力です。子ども食堂ボランティア農水省や厚労省が推進する「子ども食堂」をご存じでしょうか?子供がもし一人であっても訪れることのできる、低額もしくは無料の食堂サービスです。公的な制度はありませんが、企業や団体による取り組みとして全国6000箇所以上で運営されています。食材提供も立派なSDGsボランティアです!子ども食堂で使われる食材は、関係者の持ち寄りや地域の人・農家・企業などからの寄付で成り立っていることがほとんどです。食堂へ食材を提供するだけでもボランティアになりますから、ご興味のある方はトライしてみることをおすすめします。食品ロスに取り組む廃棄される食品に対する問題意識は高まりを見せていますが、社会人ともなれば企業や団体に所属して食品を提供する側に周ることも多いでしょう。働き手としてサービスを提供するにあたり、食品ロスの削減を考えて取り組むことが重要です。公園ボランティアに参加地域の憩いの場として愛される公園。しかしその公園がどのようにして清潔に保たれているか、考えたことはあるでしょうか?ボランティア募集に応募すれば、公園の清掃・花壇の整備・草花の育成など地域のコミュニティスペースを守る活動が可能です。災害ボランティアに参加前述の通り自然災害の多い日本では、災害の被災地域で活躍するボランティアに注目が集まっています。持続可能な社会の実現には、緊急時の対策や復興の知識も有用です。SDGsでは「災害に強い街づくり」も目標に掲げられているため、ぜひボランティアに参加して貢献活動に従事してみてください。SDGs活動に興味がある方は「Socialgoo」がおすすめ出典:Socialgoo公式サイトSDGsボランティアに参加してみたいという方におすすめなのが「Socialgoo(ソシャグ)」です。ソーシャルグッド(社会にとって良いサービスや活動)に特化したメディアであり、ボランティアだけでなくプロボノやSDGsへの取り組み事例など様々な情報を掲載中。ぜひ会員登録をして他の記事もチェックしてくださいね!まとめ今回はSDGsボランティアの活動例やメリットについてご紹介しました。国際的にも重要度の高まりを見せる持続可能な社会の創造に向けて、誰でもできるボランティア活動で貢献していきたいですよね。ご紹介した通り、年代問わず参加できるのがボランティアの強みです。手軽に社会貢献ができるため、家族・知人・友人を誘っての参加も人気。SDGs達成に向けて、ひとりひとりができることを進めていきましょう。

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寄付を起点に循環型社会へ|株式会社浜屋の循環型社会への取り組みご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「循環型社会」です。自分にとっての不用品であれば、まだ使えるモノでも捨ててしまう人が多いのが現状です。しかし、循環型社会、持続可能な社会を実現するためには、不用品も捨てずに活用していくことが必要です。そんな社会課題の解決に取り組んでいるのが、「キフコレ」というサービスを運営している株式会社 浜屋です。キフコレでは不用品の寄付を、障がい者や途上国の雇用促進・自立支援が実現する場作りにまでつなげています。さらにはキフコレで得た利益を活用し、発展途上の地域で深刻な水不足を解消するための取り組みも行っています。今回、キフコレについてお話を伺うため、運営企業である株式会社 浜屋の取締役営業統括部部長・小林さんにインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?実は意図してソーシャルグッドを目指したわけではなく、既存の事業から発展してできることに取り組んだ結果、今のような形になっていきました。キフコレのサービスではリユース、つまりゴミの問題がベースの視点となっています。そこから派生して、障がい者施設や途上国での雇用創出、さらには水不足問題への取り組みに発展していきました。経済効率の問題から、リユース業界で買い取れるのはある程度価値のあるモノのみで、わざわざ送ってもらって買取ができるものは少ないのが事実です。単価が高くないモノを扱うことは難しいのですが、それでもそのモノを捨てることなく必要としている人に届けることを目指し、買取ではなく寄付でいただくというお願いを始めました。Q.2 活動内容を教えてください会社の事業としては、中古の家電、雑貨などの不用品を回収業者や個人から買い取って、海外へ輸出販売しています。その中でも「キフコレ」では、不用品の寄付を募って海外に輸出・販売しています。キフコレでは、不用品の再利用で環境問題に取り組めるだけでなく、他にも以下3つの特徴があります。特徴1.障がい者の雇用寄付いただいた不用品のうち、パソコンなど電子基板を含むものの解体には、障がい者の方にご協力をいただいています。そして、職業訓練を経験した方たちに最終的に企業に就職いただくことで、雇用創出や自立支援に繋がるんです。また電子基板の解体は、金・銀・パラジウムなどを取り出し集めて精錬メーカーに販売することで、都市鉱山リサイクルに貢献できます。特徴2.途上国の雇用寄付いただいた不用品を販売するためには、修理が必要になります。その修理を、販売先の現地の修理工の方にお願いしています。修理・調整作業があることにより、現地の修理工の雇用創出・自立支援に繋げられるんです。また、現地では壊れた家電製品は買い換えるのではなく、基本的に何回も直して使い続ける習慣があるため、壊れにくく比較的簡単に直せる日本製品がマッチしています。特徴3.水浄化剤の寄付寄付していただいた不用品の売上の一部は、1回で100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付に回し、途上国での安心・安全な水の確保に貢献しています。寄付いただいている方々の善意で成り立っているビジネスなので、得た利益は世界をより良くする活動に使いたいと考えています。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?リユース事業においては、お金を払わないと不用品は集まらないという常識がありました。リユース業界に長く携わる中で、以前は会社でも個人でも、捨てるのにコストがかからないのであれば捨ててしまうのが当たり前だった印象があります。しかし、フリマアプリを利用する人が近年で増えた背景に「もったいないから」「まだ使えるから」という想いがあり、捨てるなら誰かにあげたいと思っている人が一定数いるのではないか、という仮説があり、リユース業界以外から中途入社したメンバーの企画により、このサービスを開始しました。実際、最近のSDGsや脱酸素などの世界的な潮流を受け、特に若い人を中心に「すぐ捨てるのはダメだ」という考え方に変わってきています。現在、できる限り不用品を活用しようと考えてくれる会社もあり、個人でもそういう思いを持たれる方がもっと増えていくと思っています。弊社ではこれまで、発展途上国へ貢献したいと入社してくる人が多かったんですが、最近は循環型社会実現に向け取り組みたいという人も増えてきています。また、寄付するモノにお手紙を添えてくださる方もいます。実際に寄付する人々の想いを感じられるところでもあり、それは私たちとしては本当にありがたいことです。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?SDGsの1つの節目である2030年までに、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」へ最大限貢献したいと思っています。これまでの社会では大量生産・大量消費が行われてきましたが、資源の有限性やごみ問題などを考えると、持続可能な社会とはいえません。持続可能な社会へシフトしていくためにも、弊社は今あるものを有効に使い続けることを目指します。そんな社会を実現するためにキフコレを開始しましたが、まだまだサービスの認知度を上げていく必要があります。ソシャグでは、情報発信やSEO対策をサポートする機能が提供されると聞いているので、期待しています。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!モノを捨てる前に「これってまだ使えるんじゃないかな?」と、立ち止まって一度考えてみて欲しいです。捨てるのはもったいない、そんな不用品が見つかったときには、ぜひキフコレにお問い合わせください。また企業様でも、事業の中でもったいないと思うところがあれば、ぜひお問い合わせください。SDGsの実現にむけ、課題解決のサポートを提供いたします。キフコレTwitter(@mottainai_kifu)株式会社浜屋

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地域資源を活用し循環する社会の実現を|株式会社サーキュライフの環境負荷低減への取り組みご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「環境負荷」です。近年注目を集めるのがSDGsなどに代表される持続可能な社会の実現。こうしたテーマが掲げられるようになった背景には、社会の近代化に伴い人々の暮らしが豊かになった一方で、環境への配慮がされていなかったという問題があります。そんな現代の環境負荷問題の解決に取り組んでいるのが、株式会社サーキュライフです。サーキュライフは循環する社会をテーマに、間伐材を使用した「木糸」生地を用いた製品の開発・企画を行っています。また現代社会の大量生産・大量消費から適量生産・適量消費への移行を進め、環境負荷の低減を目指しているといいます。今回、サーキュライフの取り組みを紹介するため、代表取締役の川原剛(かわはら・つよし)様にインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?環境意識が高いアーティストや、大手アパレルメーカーのデザイナーの問題意識に共感し、資源を活用した循環型社会の実現に興味を抱くようになりました。特に注力をしているのが海洋汚染の問題です。一般ゴミや工場の排水、化学合成繊維の洗濯などで生じるマイクロプラスチックは、海洋ゴミ全体の約35%にものぼります。こうしたマイクロプラスチックが及ぼす影響が、すべて明らかになっているわけではありません。しかし環境省によれば、このまま海洋汚染が進むと、2050年までに海洋生物よりもマイクロプラスチックを含めた海洋ゴミの方が多くなることが予想されるといいます。私たちの子どもや孫の世代にこうした海洋汚染の現状を引き継いでしまわぬよう、サーキュライフでは地域資源を活用した商品企画・開発を通じて環境負荷の低減に貢献したいと考えております。Q.2 活動内容を教えてくださいサーキュライフでは、日本で初めてヒノキ単体を原料とする「木糸」を素材として製品の企画・製造・販売を行いました(木糸の製造元:株式会社 和紙の布)。また木糸の製造で使用しているヒノキは、間伐された天草のヒノキとなっています。この木糸生地には以下の三つの特徴があると考えております。特徴1.環境負荷を低減日本で流通する生地製品は、素材から製品までの約98%を海外からの輸入に頼っています。つまり日本だけで内製することがほぼ不可能な状況なのです。こうしたビジネスモデルでは、原材料の調達・製造・輸送・廃棄などそれぞれの段階で環境に負荷をかけてしまいます。CO2排出量約9万トン・水の消費量約83億m3・端材の排出量約45,000トンという数値が、日本が年間で海外から原材料を調達して製造段階に至るまでに環境にかける負荷であるといいます。サーキュライフでは間伐材を使用した木糸・生地を使用することで、こうした環境への負荷を低減できると考えております。化学合成繊維を含まないことからマイクロプラスチックが発生せず、素材の25%を日本の地域資源から作るため、C02削減にも貢献できるでしょう。特徴2.地元の雇用創出サーキュライフでは本社のある熊本県天草市を拠点に地域資源を活用した製品開発・製造を企画し、日本の地域に雇用を生み出します。現在は、木糸の製造は外注していますが、内製化を進めながら九州全体に商圏を広げたいです。そして将来的には全国に向けて、間伐材を使用した木糸による製品づくりを広めたいと思っています。特徴3.受注生産で適量生産・適量消費サーキュライフでは木糸製品の受注生産を通して、「大量生産・大量消費」から「適量生産・適量消費」への移行を推進しています。従来の大量生産・大量消費の構造では、どうしても環境に負荷がかかりやすくなってしまいます。そこで、必要な物を必要な分だけ生産することで、不要な廃棄物が出ないようにしています。そうすることで、持続可能な社会・循環する社会への実現に貢献できると考えております。Q.3活動を始めて、どんな変化がありましたか?地域の間伐材を使うことで、地元の方々から温かいお声をいただけるようになりました。地域の人が喜んでくれるというのはサーキュライフの事業を継続する上でも励みになります。また環境問題に対する意識を持ったことで、日々の生活における目線が変化したと感じています。特に「身の回りは、こんなにプラスチックだらけだったのか」と強く認識するようになりました。そして環境にとってなにが良いのか・悪いのか、という判断がつくようにもなったと感じています。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?天草の自社工場で木糸を作れるようにして、雇用で地域を活性化したい、というのが目下の目標だと考えています。そのために廃校を活用したりと、さまざまな計画を立案中です。そこで課題だと感じるのがコストの問題です。ファストファッションに代表される製品よりもコストが割高になり、そうしたコストは商品単価へ転嫁することを避けられません。ですからサーキュライフの製品づくりの背景・ストーリーに共感していただける人に、木糸生地の商品を知ってもらいたいと考えています。ソシャグでは環境問題に対する意識の高い人々コミュニティへのアプローチも今後可能であるとお聞きしておりますので、集客の点で期待しております。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!現代では大量生産・消費・廃棄が当たり前になってしまいました。サーキュライフはそこから脱却し、適量生産・消費への移行を目指しています。環境負荷の低い製品製造・還元サイクルを用いることで、循環する生活の実現をサーキュライフとして提唱してきました。こうしたビジョンに共感していただける方、また企業様がいらっしゃいましたら、ぜひご協力いただけますと幸いです。株式会社サーキュライフInstagram(@circulife_official)Facebook(@Circulife2021)

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日本発のサステナビリティ革命の実現を目指して|株式会社TBMのサステナビリティへの取り組み紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「サステナビリティ」です。SDGsが世界共通認識となりつつある昨今ですが、それでも、エコロジーとエコノミーの両輪を合わせて成功した事例を具体的に思い浮かべることは、なかなか難しいのではないでしょうか?今回ご紹介する株式会社TBMは、次世代新素材の開発・製造・販売を通して、正にサスティナブル・エコロジーをグローバルビジネスとして実現した、日本有数のユニコーン企業です。コミュニケーション・ディレクターの菊田さんに、社名の由来から、トップを走るサスティナビリティ領域での現在の活動について、お話を伺いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?私たちTBMは、サステナビリティ領域のトッププレイヤーを目指し、「資源保全」「気候変動」「循環型経済」にフォーカスしながら、大量消費による資源廃棄や、水・森林など天然資源の枯渇問題を解決するための事業を展開しています。社名の「TBM」は、「Times Bridge Management」の頭文字を取っており、「何百年も挑戦し続ける、時代の架け橋になるような会社をつくりたい」という想いが込められています。この想いは創業者である代表が、初めて欧州を訪れた際、何百年も前に造られた建造物や街並みが現代でも生き生きとした市民生活の場となっており、そこで歴史の重みや文化の流れを目の当たりにし、大きな感銘を受けて胸に抱いたビジョンが原点となっています。「Times Bridge Management」を実現するため、以下3つの目標を掲げました。分かりやすく世の中に立つことグローバルに貢献する会社兆のつくビジネス私自身は、元々社会課題に対して高い意識を持っている人間ではなかったですが、知人が勤めていたこの会社の存在と事業内容やビジョンを知り、自分も子供たち世代の未来のために、直接貢献できる仕事に取り組みたい、という想いで強い共鳴を抱き、この会社に加わりました。Q.2 活動内容を教えてください現在、大きく注力し取り組んでいるのは2つの事業になります。活動1.プラスチックや紙に代わる新素材「LIMEX(ライメックス)」の製造・販売とくに私たちがフォーカスしているのは、水や森林など枯渇リスクが高いと言われる資源の問題です。途上国における人口増加や産業の発展によって拡大する水需給に加え、気候変動による水循環の異変等、様々な原因から世界各地において深刻な水不足が起きています。また農業用水不足による食糧危機、新たな国際水紛争の勃発、生物多様性を脅かす絶滅危惧種の問題など、重大な危惧が抱かれる状況に至っており、対策が急がれています。そこで、私たちが開発した新たな素材の一つ「LIMEX」は、主原料として石灰石を使用しており、製造時に森林資源を使用せず、水についてもほとんど使用しません。LIMEXが紙の代替として普及することにより、枯渇リスクが高い資源の保全に貢献できます。また、LIMEXの主原料である石灰石は従来のプラスチックと比較して、原料調達時や焼却時のCO2排出量も少ないため、LIMEXはライフサイクル全体で排出する温室効果ガスを抑制することができます。活動2.資源循環モデルの構築世界全体で資源循環はわずか9%と言われています。その状況で大量生産・大量消費が行われれば廃棄物の量も必然的に増加し、廃棄物処理が追いつかない、処分場が十分でない、といった問題が起きています。LIMEXは使用して終わりではなく、回収し再原料化・再製品化できます。LIMEXの普及と同時に、社会問題になっている廃プラスチックと併せた、新たな循環モデルを構築することで、エコロジーとエコノミーを両立する資源循環型社会を促進しています。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?新素材開発の過程には様々な困難もありましたが、経済産業省からの補助金を受け、第一工場(宮城県白石市)が完成したことが大きなターニングポイントとなりました。その後、2016年の本格的な製品販売の開始から今日に至るまで、8,000を超える企業や自治体の皆様に私たちの製品やサービスをお使いいただいています。また海外でも私たちの技術や価値観に注目していただき、共感を持って「LIMEXを一緒に世界へ広げていこう」というパートナーがどんどん増えてきました。現在では、LIMEXの用途は多岐に渡り、ボールペンやプラモデルなど一般の消費者様に向けた製品であったり、飲食店のメニュー表や小売店の買い物袋、パッケージなどの店舗資材であったり、多くの導入実績によって皆さまに身近に感じていただく機会も広がっています。SNS等で私たちの開発した新素材を応援してくださる方の声や、次世代への教育としてLIMEXを取り上げたいという教育機関からのリクエストも増え、とてもうれしく思います。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?「日本の技術で豊かな海を残し、未来の水を守り、豊かな森林を残したい」私たちが目指す未来の実現には、多くの共感・応援の輪が必要です。そのために広範囲での情報発信や、代理店・パートナーの拡大、企業や自治体、各団体との具体的な協業を推進しています。そして、創業10周年を機に、「TBM Pledge 2030」という2030年までの目標も野心的に掲げました。2030年までにカーボンネガティブを実現する2030年までに100万トンのLIMEXとプラスチックを50カ国で循環させるこの「TBM Pledge 2030」の達成に向けた取り組みが、多くの人々を巻き込みながら日本を超えて世界へ拡大していくことで、大きな社会的インパクトをもたらすことが出来ると信じています。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!TBMは、サステナビリティ革命を地球規模で実現させることに本気で挑戦しています。そして、私たちが各事業を通じ、サステナビリティ革命を実現するためには、多くの人々が無意識に支配されている「価値観」をも変えて行かなくてはならないと感じます。「未来ではなく、今の選択を大切にする」という旧来の価値観から、「未来のために、今の選択を大切にする」という新たな価値観へ。未来予測ではなく、自らが強い想いで未来を思い描く『未来意志』にこそ、世界中の一人でも多くの方々に共感してもらえる力があると信じています。そんな強い意志をもった方と一緒に、私たちの挑戦を加速させたいと思っていますので、お問い合わせフォームからのご連絡、SNSのフォローをよろしくお願いします。TBMお問合せフォーム環境に配慮された製品を取り扱うサステナブルなオンラインセレクトショップ「ZAIMA」Twitter(@LIMEX_TBM)YouTube(TBMチャンネル | 日本発の新素材LIMEX)

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本質的にエシカルな社会を実現|一般社団法人エシカル協会の取り組みをご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「エシカル消費」です。普段の生活では、自分の行動が社会に与える影響について考える機会は少ないですよね。実際には消費者の行動1つでも、国内の環境さらには途上国の生活にまで及ぼす影響があり、深刻化している問題もあります。そんな消費者行動に注目し、地球環境に配慮したエシカルな行動の促進に取り組んでいるのが、一般社団法人エシカル協会です。エシカル協会は、人・社会・地球環境・地域に配慮した考え方や行動であるエシカルを普及するための講座を開講しています。また、消費者だけではなく企業や政府に対する講演や提言も行い、エシカルな行動を行う人を増やすために尽力しています。今回、エシカル協会の取り組みを紹介するため、一般社団法人エシカル協会理事の大久保さんにインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?途上国を訪れたことをきっかけに、現地で暮らす人のより豊かな生活を実現するため、エシカルな社会の実現に向けて取り組んでいきたいと思うようになったからです。私は小さい頃から途上国の人の生活に興味を持っていて、テレビや本から国・地域ごとの文化や伝統を知る中で、格差や貧困などに苦しむ人もいる現実を知って衝撃を受けました。そのため社会人になってから留学を決意したときには、社会課題解決の力になる開発経済学を選びました。留学中にフィールドワークで1ヶ月滞在したペルーのアマゾン川流域のタラポトという町は、アマゾンの熱帯雨林から近くて自然あふれる非常に綺麗な地域です。しかし、タラポトから車で1〜2時間しか離れていないアマゾン川流域の奥地にホテルがたくさん建っていることに、大きな衝撃を受けました。資本を獲得し途上国の経済を豊かにするため、観光客受け入れを目指して開発を進める事例は珍しくありません。しかし現地の人たちは「経済は潤うけれど、伝統的な雰囲気や文化は捨て去られてしまうため危機感を持っている」と言っています。途上国を訪れたことで、自分の日常の選択が途上国に与える影響力の大きさを肌で感じ、社会課題に本当にちゃんと向き合っていきたいと思うようになったのです。その中でエシカルについて知り、エシカルな社会実現に向けた取り組みをしていきたいと強く感じました。Q.2 活動内容を教えてくださいそもそもエシカルとは、「人・社会・地球環境・地域に配慮した考え方や行動」のことを指します。そして私たちエシカル協会の活動では、「エシカル」という概念を普及しています。協会のミッションは、「エシカルの本質について自ら考え、行動し、変化を起こす人々を育み、そうした人々と共に、エシカルな暮らし方が幸せのものさしとなっている持続可能な世界の実現を目指します」です。エシカル協会では、主に以下のような活動を行っています。活動1.消費者がエシカルを学ぶ機会の提供活動の大きな柱として、多くの人にエシカルの本質を知っていただく「エシカル・コンシェルジュ講座」を開催しています。各分野の専門家をお招きして、気候変動、サーキュラーエコノミー、動物福祉、途上国の児童労働など、エシカルにかかわる幅広い分野の講座を、約半年間で全11回開いています。講座を修了した方を、「エシカル・コンシェルジュ」と呼びます。協会の形で立ち上がる前の活動から数えると、エシカル・コンシェルジュ講座受講生の数は2000人を超えました。活動2.次世代にエシカルを繋ぐ講演活動や企業との連携エシカル消費の普及においては消費者の変化だけではなく、企業・行政それぞれの連携が重要であると考えており、企業への働きかけ、企業や教育機関での講演も行っています。私たちのミッションに共感して活動をしてくださっている法人会員は30社を超えました。各企業には、エシカルな商品・サービスを提供することに加え、商品・サービスに関する情報開示や消費者への積極的な発信を行っていただくようお伝えしています。活動3.エシカルな仕組みを社会に作るための政府との連携エシカル消費の普及のためには仕組みづくりも欠かせないため、政府の委員会への参加などを通じ、エシカルの重要性を直接お伝えしています。レベル・プレイング・フィールド(公正な競争条件)確保の観点から、行政には、事業者が情報開示をするに当たってのルールを定めることや、消費者教育・学校教育の中でエシカルを学ぶ仕組みを構築することなどを提言しています。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?私たちと一緒に動く仲間が増えてきて、エシカルな社会の実現に向けた一歩を積み重ねられていると感じています。エシカルとは「エいきょうをシっかりカんがえル」こと、つまり、自分の行動1つひとつがどんな影響を与えるのかを考えることです。例えば、食べもの1つ買う場合でも、自分の行動による影響を考え続けること自体がエシカルな暮らしの第1歩となります。私個人としても、この観点で生活における選択をできるようになったことが大きな変化です。また、エシカルは幅広いテーマを横断するものなので、社会課題に取り組んでいるNPO/NGOやスタートアップの方々とお会いする機会も増えました。そこで自分の知らなかった社会課題や取り組みについて知り、日々新しい学びがあって大きな刺激をいただいています。エシカル・コンシェルジュからは「今まで知らなかったことを知って大きなショックを受けた。知ったからには生活の中でできることをしていきたい」という声をよくいただきます。実際に、講義では動物福祉と畜産について毎回触れているのですが、そこで現状を知って衝撃を受けた後に「この現状を近くのスーパーに届け、ニワトリにより配慮されている平飼い卵の取り扱いを始めてもらった」などの具体的な行動を起こすコンシェルジュも多くいます。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?「エシカル」という言葉を使わなくても、エシカルな社会が実現している状態を目指しています。言葉が存在するのは、その状況を意識的に目指さなければいけない状況だと考えています。「エシカルな消費」「エシカルな生き方」を意図的に目指さなくても、本質的に「エシカルな社会」、すなわち人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動が浸透している社会が実現されれば良いなと思います。私たちは気候変動や生物多様性の減少、サプライチェーンにおける人権侵害など、多くの社会的な課題を抱えています。それらの課題への対応が求められるのはもちろんですが、解決は簡単ではありません。多くの商品は海外で調達された原料を使い、途上国の工場で部品が製造、加工されるなど、長く複雑な工程をたどっています。課題の解決に向けては、目の前の商品は誰がどのように作ったのか、どのように使われていくのか、商品の過去・未来・現在について消費者1人ひとりが考えて行動することが必要です。エシカルな社会を実現するのための道のりはまだまだ長く、やるべきことは本当に多いです。消費者が取り組むだけでなく、企業も環境や人権に配慮した事業活動をし、エシカルな商品・サービスが消費者に届きやすくなることも求められます。また、消費者や企業がエシカルに取り組む後押しをするような政策も必要です。私たちエシカル協会だけではなく、これからも仲間を増やして活動の輪を広げていきたいと考えています。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!私たちエシカル協会は、「エシカルな暮らし方を、幸せのものさしにしたい」という想いを持って活動しています。エシカル協会では、エシカルの本質について自ら考え、 行動し、変化を起こす人々を育み、 そうした人々と共に、エシカルな暮らし方が幸せのものさしとなっている持続可能な世界の実現を目指しています。どなたでも受講可能な、エシカルに関する幅広いテーマを学んでいただけるエシカル・コンシェルジュ講座を開講しています。また法人会員制度も設けており、エシカルな社会実現に向けた活動に賛同して下さっている企業様のコミュニティです。そして企業・自治体・教育機関向けの講演活動も行っています。ご関心をおもちお持ちいただける方は是非お問い合せフォームからご連絡ください。エシカルな社会の実現に向けて、ご一緒いただけますと、とても嬉しいです。

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地域の人と協力した魅力発信の場づくりを|くらふとカフェ おすそわ家の地域活性化への取り組みご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「地域活性化」です。地方では、人口減少・観光客の減少が深刻です。さらには、地域課題の解決に取り組もうとする企業があっても、その取り組みと地域の人の想いとの間に乖離が生まれてしまうという現実が存在しています。そのような課題を、「魅力の発信」を軸にして解決しようと活動しているのが「くらふとカフェ おすそわ家」です。おすそわ家では、地域に住むからこそ見えてくる課題と魅力を、さまざまな企画とサービスの導入に挑戦することで、「地域の人目線で地域を活性化」させることを目指しています。今回はおすそわ家の取り組みを紹介するため、ワークフローデザイン合同会社の渡辺さんにインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?自分が40代に入ったときに「ふるさと」と感じられる場所を作りたいと思ったのが、この活動を始めた大きなきっかけです。というのも、私は親の離婚後、母子家庭で育ち、親戚とも疎遠でお墓がないため、ふるさとを感じる機会がほとんどありませんでした。ふるさとを作る糸口を見つけようと、周りの人に「ふるさとはどこですか? どんな場所ですか?」と聞いて回りました。その中で出会った中のお一人が、山梨県富士吉田市にコワーキングスペースを立ち上げようとされており、そちらをお手伝いするために私は多拠点居住を始めました。山梨県には、富士山やシャインマスカットなどの観光資源があり、ふるさと納税や移住ランキングでも上位に位置する地域です。そういうこともあり、観光資源に注目した企業が行政と協力し、流行りのワーケーションをはじめとした様々な取り組みを行っています。しかし、その動きに対し、地域の人には「自分たちは取り残されている」「もっと地元のことに取組んでほしい」というお気持ちを聞く機会が多くありました。実際に私は富士吉田市で生活を始めたところ、たしかに、世間が言う「多拠点・地域創生・地域おこし」と現地の人との温度感や視点に、大きなひらきがあることに気がつきました。富士吉田市で暮らし始めて、感じた課題があります。観光客が多いといわれるが、富士吉田市に滞在する時間は短く、経由して他の地域へ行ってしまう。(他の地域に行ってしまうという影響もあり)地域飲食店の利用者が少なく、さらにコロナの影響もあり、地域店は苦境に立たされ店舗数の減少が進んでいる、などそこで私は、地域の人の視点で進めるために、地域のもともとある魅力を発信することで課題解決に取り組みたい、と考えるようになりました。コロナによる地域店の閉店などを目の当たりにし、利用者としての応援ではなく、新しいサービスの形を見つけないと状況は悪化していくと感じたため、実験的に多目的雑貨店をスタートしました。Q.2 活動内容を教えてください富士駅から徒歩1分の場所で、多目的雑貨店「くらふとカフェ おすそわ家」を運営しています。また自店のサービスとして、喫茶・軽食・雑貨販売・PCやスマホのよろず相談(アレコレ教室)を展開しています。それ以外に、自身の経験やスキルを活かして、富士吉田地域での商い全体が盛り上がるような既存の枠にとらわれない取り組みを行い、富士吉田地域の可能性を探っています。おすそわ家では多くの取り組みがあるのですが、その中から4つ紹介します。活動1.地域のハンドメイド作品の魅力をさらに高めるセミオーダーの付加価値をつける富士吉田周辺には、ハンドメイド作品の作家さんが多くいらっしゃいます。地域の人が作成したアクセサリーはとても魅力的なのですが、買う側からすると地域特有のお店が少ないという点から、「人とかぶらないようにしたい」「自分が好みのデザインを探したい」というニーズがあります。この2点のニーズに応えるために、セミオーダーという形で、既存商品のカラーオーダーを受けられるようにしたり、既存商品のパーツを変更・追加したりすることで、フルオーダーに近しい「自分だけのアクセサリー」が手に入るように、商品力を高めるお手伝いをしており、ゆくゆくはネット販売にも進めていきます。これによりアクセサリーに限らず「作った物をただ、並べて売る」という売り方ではなく、売れるためのお手伝いをしています。活動2.イートインスペースとしての店舗開放による地域飲食業への購入機会創出富士吉田周辺は、観光資源が多いためたくさんのイベントがあり、そこに向けたキッチンカーも数多く存在します。また、コロナの影響もあり、固定店舗の飲食店はテイクアウト品の販売を行っています。しかし、キッチンカーはイベントが中止となれば売上げはなくなり、固定店舗のテイクアウトも食べる場所がなければ、食べる場所を確保してからの購入となり、どちらも安定的ではないのです。そこで、おすそわ家の店頭にキッチンカーさんに出店していただき、おすそわ家をイートインスペースとして活用してもらっています。また、固定店舗のテイクアウト品もイートインで飲食可能としています。これにより、キッチンカー・固定店舗それぞれのメニューが偏っていたりしても、それぞれのラインナップが相互に補完しあうようになり、飲み物からデザート、小食向け、大食漢向けにも対応でき、利用促進につながると考えています。当店も、イートインの際は飲食を提供しなくても雑貨の販売につながりますので、メリットばかりです。空地・空き家問題がありますが、そういった問題にも活用できるのではないかと考えております。活動3.wakeauを活用したサービスwakeauというサービスで入手した農作物を飲食メニューに使用したり、来客に無償でおすそわけしたりしています。wakeauは一般消費者が利用する、日本各地の農作物など「食べる」魅力が詰まったお楽しみBOXを提供しているサービスですが、おすそわ家では特別に許可をいただいてこの活動が実現しました。おすそわ家でwakeauのサービスを体験してもらうことで、wakeauサービスを利用する一般消費者への宣伝効果や、将来的には、富士吉田周辺の生産者の方が、wakeauを通して提供側に回れば、生産者の方の新しい販路の獲得につながると考えています。活動4.Otomoniを活用したクラフトビール提供Otomoniというサービスで入手した日本各地の約2,000種類にも及ぶクラフトビールを提供しています。こちらも一般消費者向けのサブスクサービスで、日本各地のクラフトビールを購入できるサービスですが、おすそわ家では特別に許可をいただいて提供しています。おすそわ家でOtomoniサービスを体験してもらうことで、ポップアップストアのようにOtomoniサービスを自宅でも利用したいという一般消費者への宣伝効果や、将来的には、富士山からの湧き水を利用した、地域のクラフトビールの生産者の新しい販路獲得にもつながると考えています。このようなサブスクサービス(一定料金で一定期間のサービスを受けられる)の体験によって、富士吉田でも色々なサービスが受けられるので、地域の人には、この吉田でクラフトビールを多くの種類が飲めると訴求できますし、移住する人にも、都心じゃないから〇〇がない、選択肢が少ない、といったニーズにも応えていけるのではと考えております。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?情報の多面性を強く意識するようになりました。地域社会では口コミの重要度が高いのですが、発信者の所属するコミュニティによって、口コミの見え方も変わります。クローズドな地域社会では、他の地域(つまりコミュニティ)からの意見が入ってきにくく、自分と違う意見の口コミに出会う機会も少ないのが特徴です。しかし、ネット上のSNSにより、新たにネット上にもコミュニティができるようになり、違うコミュニティの口コミで合う機会が増えてきたのが近年だと考えます。それにより上辺だけの「地方創生」という言葉だけではなく、具体的な「何をして地域に何を返すのか」をサービスレベルにまで落とし込むことが、誤解されずに情報を伝達することができるのではと感じています。また、富士吉田市は人口が5万人を切っていて、活動範囲もエリアごとに固まっていたりするので、マーケティングの母数人口が極端に少ないため、傾向をつかみにくく、個別戦略が必要となってきます。ですので、定性的な想いを重要視したマーケティングやプロモーションを進めるようにしています。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?もともと各地域はとっても魅力的です。ただ、時代の変化に合わせて、魅力の伝え方にも変化が必要なので、そこを飲食に限らずあらゆる業種で地域の人目線で活性化につなげていける、そんな魅力を発信する場所におすそわ家がなれればなと考えています。飲食であれば、安心して地域のお店は後継者が後を継いだり、新規出店が増え、暮らしている人それぞれの「ふるさとの味」と呼べるものが、ずっと地域にある状態を実現したいと思っています。富士吉田周辺地域では、古くからある地域に暮らす人同士の助け合いの精神でまちづくりがなされてきました。今後はその助け合いの中におすそわ家が歯車として入っていけるように、努力を続けていきます。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!色々な想いがあっても実際に「やってみよう」と思い行動するには、超えなければいけないハードルや壁がいくつもありますよね。でもそのハードルは思い込みかも知れず、視点を変えて横から見ると薄っぺらい壁かもしれません。当店の店頭や店内を利用し、まずは「なにかやってみませんか?」コーヒーでも飲みながらお話しできればと思います。「くらふとカフェ おすそわ家」での活動は、Instagramにて最新情報が常に掲載されていますので、ぜひご覧下さい。Instagram(@osusowake4u)

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ジビエの良さを日本に広め消費を促進|天領じびえのジビエ活用への取り組みご紹介

はじめまして! ソシャグ編集部です。この記事では、社会にとって良い活動 = ソーシャルグッドな活動に取り組まれている方にインタビューをして、その活動内容をご紹介します。今回のテーマは「ジビエ活用」です。農業や林業を行っている地域で猪・鹿による被害を防ぐために猟師が猪や鹿を捕獲しています。ジビエは栄養価が高く美味しいにもかかわらず、加工処理や流通が追いついていないという理由で大半が廃棄されているという現実があります。そんなジビエの有効活用に向けて取り組んでいるのが、天領じびえです。天領じびえでは猪や鹿の被害を対策しながら、ジビエをより身近に感じてもらうため、ジビエ料理販売などの活動を展開しています。また、ジビエに対する正しい知識普及に向けてSNSでの情報発信にも積極的に取り組んでいます。今回、天領じびえの取り組みを紹介するため、個人事業として天領じびえを営む諌山亮輔さんにインタビューを行いました。Q.1 なぜソーシャルグッドな活動を始めたんですか?自分が罠猟師として多くの猪や鹿を捕獲するようになり、いただいた命を無駄にしたくないと思うようになったからです。実は、捕獲された猪や鹿のうちジビエとして正規の流通・販売ルートに乗っているものはたった10%未満で、残りの90%程度はジビエとして流通できていません。90%の中には猟師が自分の家庭や近所に配るなどして消費している部分もありますが、大部分は消費しきれず廃棄されています。捕獲した猪や鹿のお肉を売れるようになれば、この廃棄問題が解決に繋がると考えました。食用化が進展しない理由の1つは、獣肉処理施設が足りていないということです。猪や鹿の捕獲頭数は全国的にも多いのですが、量や立地の問題で捕獲全量を加工施設に送ることができません。ジビエの人気が高まってきているので加工施設数も増えているのですが、それでも捕獲量に加工量が追いついていないのが現状です。また、ジビエは臭いという悪いイメージをもつ方が多く、牛・豚・鶏ほどの需要が無いのも、食用化が進展しない理由の1つです。これらの問題の解決に向け、活動を始めました。Q.2 活動内容を教えてください罠にかけて捕獲した獲物を処理・加工して、ECサイトで販売しています。また日田市の地域で盛んなマルシェを活用しようと、飲食店営業の許可を取って、串焼きなどのフード販売も7月からスタートしました。ジビエを串1本から食べてもらって、ジビエの良さを知ってもらうきっかけにしてほしいです。さらに、多くの人にジビエの調理のコツや活動の様子を知ってもらうため、Instagram(@tenryogibier)で「ジビ活」というワードを用いて発信しています。ジビエを使うキャンプやBBQなど、牛や豚と同じようにジビエを使えることをSNSで発信しています。ジビエは栄養価も高いので健康にも良いということを発信して、より身近に感じてもらいたいと思っています。Q.3 活動を始めて、どんな変化がありましたか?ジビエの認識を良い方向へ改めてくれているお客さんが多くいることを感じています。ジビエを食べた人から、「近所のお肉屋さんの牛肉より美味しかった」、「普段お肉を食べない子どもが、イノシシのミンチで作ったハンバーグは食べる」といったお話をいただいています。マルシェなどに出店したとき、ジビエを初めて食べたお客さんが「めっちゃとても美味しかったです」とわざわざ戻ってきて言ってくれたこともあります。また、知り合いの農家さんから、猪や鹿の被害が減ったという話を聞くこともあります。自分の活動が人の助けになっていると思うと、ジビエの有効活用以外にもこの活動の意義があると感じられます。Q.4 活動を通して、将来達成したい目標はありますか?将来的には、地域の人たちと一緒に、地元の猟師さんの獲物を買い取って処理することなどにも取り組んでいきたいです。私が作った施設は、現状自分が捕獲した猪や鹿を処理するために使っていますが、大きな施設ですので、今後人を雇っていけるようになればいいと思います。また、大きなビジョンとして、ジビエが牛・豚・鶏と同じくらい、家庭の食卓に当たり前に並ぶようになってほしいです。ジビエは今供給の不安定さや加工の大変さのせいで値段が高いのですが、ジビエの地位が向上し、大きい工場でシステム的に捌けるようになると、値段を下げることに繋がると思います。さらに、ジビエの認知度の向上、ジビエの適切な情報を伝えていくことが今後の課題です。ソシャグではブログのSEO対策機能などデジタルマーケティングの支援があり、情報を伝えていくという部分の支援をしてもらえるので、そういった機能に期待しています。Q.5 活動に参加したい人や応援したい人へ、メッセージをお願いします!ジビエの美味しさは、本当に間違いないものだと思っています。100gなど少量からでも販売してるので、ぜひ一度お試しで食べてみてほしいです。日田市内のイベントに出店していることも多いので、近くの人はぜひ、串の1 本からでも食べてみてください。天領じびえInstagram(@tenryogibier)

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